JALと瀬戸内ビレッジ、地域活性化に向けた提携を発表
2024年11月29日、JAL(日本航空)は瀬戸内ビレッジ株式会社と業務提携契約を締結しました。この新しい提携は、持続可能な地域活性化を目指し、地域との強固な「関係・つながり」を構築することを目的としています。両者は、地域資源の発掘や観光促進を通じて、日本の地域活性化を進める取り組みに挑戦します。
提携の背景
香川県三豊市は、父母ヶ浜という美しい場所が有名で、「日本のウユニ塩湖」とも称されています。この地域は、天空の鏡と呼ばれる写真ブームを活かして、観光の振興を図っています。地域の持続可能な観光に関しては、官民一体の取り組みが評価され、総務省による「ふるさとづくり大賞」を受賞した実績もあります。このような背景を持つ中、JALは三豊地域の取り組みに注目し、訪れたこともあることから、業務提携へと至りました。
提携の具体的な内容
本提携では以下の具体的な協力事項を取り組む予定です。
- - 地域資源の発掘と活用:JALと瀬戸内ビレッジは、三豊地域の魅力的な資源を見つけ、それを活かした地域づくりを進めます。
- - 地域ブランドの構築:地域の独自性を引き立てるためのブランド戦略を共に考え、強化していくことを目指します。
- - 二地域居住の推進:地域経済の活性化とともに、地域コミュニティの発展に寄与する取り組みを進め、関係人口の拡大を図ります。
JALの取り組み
JALは、三豊市の地域の皆さんと協力しつつ自社のビジネスにも取り組む姿勢を示しています。その一環として、旅を通じた学びを提供するプログラム「旅アカデミー」との連携を図り、地域の学びを通じた新たなプログラムを開発します。このプログラムは旅をしながら地域の人々とのつながりを深めることを目的とし、地域への訪問者に新しい価値を提供します。
さらに、JALは国際基準に基づいた持続可能な観光の促進にも注力していきます。特に、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)の認証資格を持つJALは、その基準に基づく持続可能な観光事業の支援を行い、インバウンド誘客を目指します。
結論
今回の提携を通じて、JALと瀬戸内ビレッジは、地域活性化の新たな形を追求するとともに、地域住民や観光客に対して持続的な価値を提供することを目指しています。地域の魅力を最大限に引き出し、共に成長する未来に期待が集まる中、この取り組みがどのように発展していくのか、多くの人々が注目しています。