東京通信大学の新コースにAI英会話スピークバディが導入される意義とは？

東京通信大学での革新的な英会話教育の実現

2026年春、東京通信大学が新設する「グローバルITリーダーコース」では、AI英会話アプリ「スピークバディ」が教材に採用されることが決定しました。この導入は、通信制大学としては初めてのケースであり、特にグローバルな視点で活躍するために必要な英語スピーキング力の向上を目的としています。

学びの可能性を広げる東京通信大学

東京通信大学は、オンライン完結型の通信制大学であり、年齢や場所を問わずさまざまな学びの機会を提供しています。新設される「グローバルITリーダーコース」は、デジタル変革の時代における社会課題を解決できる人材の育成を重視しています。特に、英語のスピーキング力の強化は重要な要素とされています。

AI英会話スピークバディとは

「AI英会話スピークバディ」は、2016年に登場したアプリであり、AIと対話することで英語を学ぶ新しいアプローチを採用しています。感情豊かなキャラクターとの会話を通じて、キーフレーズや発音を学びながら、実践的な英会話力を身につけることができます。このアプリは、第二言語習得理論を基盤にしており、ユーザーに楽しく効率的な学びを提供します。

特徴1：現実的な表現の学習

スピークバディでは、1000以上のシーンを通じて、実際に使われる表現を学ぶことができます。そして、生成AIを使った「バディチャット」機能により、自由なトークを通じた会話練習が可能です。これにより、学生は実践的なスキルを養うことができます。

特徴2：多様なレベルに対応

このアプリは入門者から上級者まで幅広いレベルに対応しています。ビジネス英語やIT業界に特化した専門的なレッスンも用意されており、学生一人ひとりが自分に合った内容で学ぶことができます。

特徴3：手軽さと可視化

スマートフォン一つで、いつでもどこでも学習できる設計がされています。また、学習状況の可視化が可能で、教員も学生の進捗状況を把握できる仕組みが整っています。これにより、学生はモチベーションを保ちながら学び続けることができるのです。

教員のコメント

同大学の情報マネジメント学部長である加藤泰久教授は、今回の導入について「グローバル化が進む時代に、ITスキルと国際感覚を兼ね備えた人材が求められている」とコメントしています。新コースでは、AI・クラウド・データ分析といった最先端技術を学ぶだけでなく、多文化共生社会における実践的なコミュニケーション能力も重視するとのこと。