三井物産グループのキャリウムが新たなキャリア支援ツールを発表

新たなキャリア支援ツール「キャリアフォース」

三井物産の子会社であるキャリウム株式会社が、データに基づく革新的なキャリア支援ツール「キャリアフォース」を正式に発表しました。このサービスは、100万人にのぼる転職ビッグデータを活用し、専門的なスキルを持つ若手プロフェッショナルをターゲットとしています。将来のキャリアパスを視覚的にマッピングし、ユーザーの可能性を広げることを目的としています。

「キャリアフォース」の背景

このサービスは、三井物産の社内公募を経て、企業内のベンチャースタジオであるMoon Creative Labによって開発されました。2022年からサービスの企画や開発が進められ、2023年にベータ版が提供されました。このベータ版には人材紹介会社などが導入しており、今後はさらなる利用拡大が期待されています。

機能と利点

「キャリアフォース」は、主に以下の3つの機能があります。

1. キャリアマップ機能: 所属企業や業界、職種に基づき、将来のキャリアパスを可視化するマップを提供します。
2. キャリアルート機能: 目標となるキャリア構築までの道筋を示し、求職者自身が自律的にキャリア戦略を構築できるようサポートします。
3. リバースルート機能: 希望する職種や企業にどのような求職者が流入しているのかを分析し、その情報を基にキャリアパスを逆算して表示します。

これらの機能は、データに基づく客観的なアドバイスを通じて、利用者にとって非常に価値のあるものです。

代表者のビジョン

キャリウムの代表である成原大敬氏は、三井物産株式会社に入社して以来、多様な事業に従事してきました。海外での経験を通じて、職業的アイデンティティを形成する難しさに直面したことで、このキャリア支援ツールのアイデアに至ったといいます。今後の目標は、「誰でもポケットに入れて持ち運べるキャリア戦略管理ツール」の実現です。