株式会社かわばた、JFS-B規格の適合証明を取得
名古屋市に本社を構える株式会社かわばたが、2025年5月に食品安全規格JFS-Bの適合証明を取得しました。この規格は、日本で開発された食品安全マネジメント基準であり、HACCPやGMPを含む衛生管理体制を評価するものです。株式会社かわばたは、国際市場での競争力向上を目指して、この認証の取得に取り組んできました。
JFS-Bは、中小企業でも導入しやすい特徴があり、特に海外のバイヤーとの取引においてその信頼性を損なうことがないため、顧客やパートナーに安心を提供する重要な要素とされています。また、かわばた社の松葉エキスが、米国独立機関Labdoorで最高評価のランクAを獲得したことも、新たな展開への期待を高めています。
「おまかせ貿易」の活用
株式会社かわばたの海外進出をサポートしたのは、スタンデージが提供する「おまかせ貿易」という中小企業向け輸出支援サービスです。このプログラムは、顧客のニーズに応じて多様なサポートを提供し、海外営業やマーケティング、EC運用などを一手に引き受けます。スタンデージは、国内300社以上の企業に対してこの支援を行っており、適合証明取得の提案を行うことで、かわばた社の国際的な信頼性向上をサポートしました。
今回の認証取得によって、かわばた社の製品は国内外での信頼を更に高めることになるでしょう。さらに、今回の取得は、海外進出をする他の中小企業にとっても、大きな刺激となることでしょう。
JFS-B規格取得の背景
かわばた社は、創業140年以上の歴史を有する老舗企業であり、地元の生産者との協力で健康サプリメントを製造してきました。過去にはHACCP認証も取得済みですが、国際展開を見据えてさらなる品質保証体制を強化するために、JFS-B規格の適合証明を目指しました。特に、BtoB取引を行う際にこの認証があると、特に海外のバイヤーとの信頼関係の構築がスムーズになります。
松葉エキスがLabdoorでランクAを獲得
主力製品の松葉エキスが、米国の第三者機関Labdoorから最高評価を得たことは、株式会社かわばたにとって大きな成果です。Labdoorは科学的な根拠に基づいてサプリメントを評価し、消費者に透明性の高い情報を提供する第三者機関です。今回の評価により、かわばた社の松葉エキスが国際基準に適合していることが確認され、マーケティング戦略の強化が期待されます。
かわばた社の今後に期待
かわばた社は、海外市場における販路拡大に向けて準備を進めています。輸出に向けた課題に対して「おまかせ貿易」を活用することで、工場認定や販路開拓などを効率的に進められることに成功しました。今後、この成功事例が他の中小企業にとっても刺激となり、国内の製品が国際的な舞台でより一層活躍することが期待されます。
企業情報
- 所在地:名古屋市港区新茶屋3-318
- 創業:明治15年
- 事業内容:健康食品製造販売
- URL:
http://www.ekisu.com/
- 所在地:東京都港区
- 事業内容:輸出支援サービスや新貿易決済システムの開発
- URL:
https://standage.co.jp/