自律決済経済圏構築
2025-12-24 15:36:28

AIエージェントによる自律決済経済圏構築の実証実験が始動

AIエージェントの経済圏形成へ向けた新たな挑戦



TDSE株式会社(東京都新宿区)とKomlock lab株式会社(東京都渋谷区)が連携し、AIエージェントによる自律的な決済を実現する「Agentic Commerce(自律型決済経済)」の実証実験を開始することを発表しました。この試みは、次世代Eコマースの形を変える可能性を秘めています。

実証実験の背景



最近、AIエージェントが人間の代わりに購買や業務を行う動きが顕著です。「Agentic Commerce」への移行に伴い、AIが自律的に決済と契約を行うための技術が求められています。とはいえ、現在の金融インフラは人間または法人に紐づけられているため、AIに決済権限を与えることに対しては安全性やガバナンスの観点から問題があります。

さらに、小額かつ瞬時の取引であるマイクロペイメントは、手数料の壁によって制約を受けています。こうした課題を解決するため、TDSEは自社のAI技術とKomlock labのブロックチェーン技術を組み合わせ、独自の経済圏インフラの構築を目指します。

実証実験の内容



今回の実証実験では、TDSEの「AI分析資産」を基にした自律決済モデルの性能を検証します。

AI分析資産の利用



TDSEが提供するリサーチ型テキストマイニングツール『KAIZODE』から生まれるデータ資産と分析アルゴリズムを活用します。この機能をAIエージェントが利用できるAPIとして提供し、AIエージェントが特定商品のレビューを求めて決済を行うという新たなフローを確立します。

自律的決済の仕組み



AIがデータ取得に必要な際に、日本円のステーブルコイン「JPYC」を用いて自律的に決済を行います。これにより、AIエージェントの使いやすさや実用的なマイクロペイメントの可能性を評価します。

実施の意義



この実証実験は、既存のAI資産を活用し、単なる技術デモではなく、「実用的な分析データ」の提供を目指します。また、日本における先行者利益を確保し、新たな市場においてリーダーシップを取れるよう挑戦していきます。

今後の展望



TDSEは、AI特有の強みを活かしつつ、Komlock labとの連携で最適な決済手法を模索します。AIエージェントが経済活動を自律的に行える環境を提供することで、新しいビジネスチャンスを創出し、企業の成長を支援する計画です。

代表者の意見



TDSEの代表取締役社長、東垣直樹氏は「データに基づく高度な意思決定の実現を目指し、AI技術を活用したビジネス変革を推進してきました。今回の実験は、AIエージェントによる自律経済への第一歩です」とコメントしています。

一方、Komlock labの代表取締役社長、布目雅登氏は「当社のブロックチェーン技術をTDSE様のデータ分析技術と組み合わせることで、日本からAI経済圏の実用例を発信できることを嬉しく思います」と話しました。

会社概要



TDSE株式会社


  • - 本社: 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー27階
  • - 設立: 2013年10月17日
  • - 代表者: 東垣 直樹
  • - URL: TDSE公式サイト

Komlock lab株式会社


  • - 本社: 東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号 桑野ビル2階
  • - 設立: 2024年9月18日
  • - 代表者: 布目 雅登
  • - URL: Komlock lab公式サイト

この実証実験を通じて、AIエージェントの自律経済活動がどのように進化するのか、大いに期待されます。


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会社情報

会社名
TDSE株式会社
住所
東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティ27階
電話番号
03-6383-3261

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