商談支援AI『JamRoll』出資のニュース
株式会社Poeticsが手掛ける音声・商談解析AI SaaS『JamRoll』に、グローバル・ブレイン株式会社がリードインベスターとして出資したことが発表されました。これは、Poeticsのさらなる成長と、音声解析市場における競争力の強化を期待する動きといえます。
『JamRoll』とは?
『JamRoll』は、電話やオンライン商談を自動で録画し、その内容を文字起こし、さらにAIによる分析を行うソフトウェアです。これにより、営業チームは商談内容の振り返りや分析が容易になり、組織全体の営業スキルの向上に寄与します。また、情報共有の自動化が進むことで、組織内のコミュニケーションも円滑化されるという利点があります。
市場の成長性と導入実績
商談支援ソフトウェア市場は近年急成長を遂げており、特にセールステック分野の拡大が目立っています。Poeticsは、2022年に『JamRoll』をプロダクトローンチして以来、急速に導入実績を伸ばしており、大手企業から中小企業まで幅広いユーザー層に支持されています。特に、音声認識や解析の精度に関して高い評価を受けており、今後の更なるシェア拡大が期待されています。
技術的な強みと新たな開発
Poeticsは『JamRoll』の販売拡大にとどまらず、商談データを活用して音声認識APIの開発、日本語特化型の大規模言語モデル(LLM)の構築にも力を入れています。これにより、商談をベースにした音声特化型AI企業としての地位をより一層確固たるものにしています。
出資の意義と今後の展望
グローバル・ブレインは、Poeticsのビジョン、経営チーム、そして市場成長性を高く評価し、出資を決定しました。この出資を通じて、キヤノンマーケティングジャパン株式会社と連携し、Poeticsがさらなる事業成長を遂げることをサポートします。今後の『JamRoll』の進化が期待される中、企業はどのように商談支援のAI技術を活用していくのか、注目が集まります。
企業情報
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目16番3号メイゾン原宿502号室
代表者:山崎はずむ
設立日:2017年10月
事業内容:音声・商談解析AI SaaSの開発・提供
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登記上の名称:キヤノンマーケティングジャパン未来投資事業有限責任組合
無限責任組合員:グローバル・ブレイン株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
代表者:百合本安彦
設立日:1998年1月
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
公式URL
今後、『JamRoll』がどのように進化し、企業の商談支援に貢献していくのか、多くの関心が寄せられています。