伝統と現代が交差する新たなアクセサリー「LEE」
2024年12月19日、株式会社FUMIKODAが発売するネームタグ「LEE」は、日本の伝統工芸技術を活かしつつ、シンプルなデザインで現代のライフスタイルに馴染むアクセサリーです。製品は福井県鯖江と富山県高岡の職人による優れた技術を取り入れ、特別な存在感を持っています。福井県鯖江は「眼鏡の街」として知られ、地元の職人が磨き上げた高級素材「コットンセルロース」を使用しており、透明感のある艶やかな仕上がりが特徴です。
高岡市の高岡銅器の技術も結集しており、特に折井宏司氏が生み出した「オリイブルー」は、400年以上の歴史を誇る伝統的な着色技法を駆使しています。この神秘的なターコイズブルーは、2024年の日米首脳会談の際に米大統領夫人への贈呈品にも選ばれています。
伝統工芸の現状と挑戦への取り組み
近年、日本の伝統工芸品産業は衰退が進んでいるという現状があります。1983年から2016年にかけてのデータによれば、工芸品の生産額は約5分の1に減少し、従事者数も同様に減少しているのです。後継者不足や市場縮小といった厳しい状況の中、FUMIKODAは創業以来、工芸品を日常的に取り入れやすい製品として展開しており、特にビジネスバッグや名刺入れといった製品群を通じてその価値を普及させてきました。
これまでに福井県鯖江や富山県高岡の工芸品を取り入れた製品を展開し、ユーザーから「日常的に取り入れるアイテムを増やしてほしい」という声を受け、ネームタグ「LEE」を新しいラインアップとして加えました。これにより、消費者が気軽に工芸品を享受し、職人の技術や価値を感じる機会が増えることを願っています。
製品の魅力
「LEE」は、手持ちのバッグに簡単に取り付けられるため、伝統工芸を身近に感じやすい仕組みとなっています。また、豊富なカラーバリエーションがあり、ビジネスシーンにもマッチするベーシックカラーに加え、高岡製の「オリイブルー」や鯖江製の透明感のある「ホワイト」、ブラウンのような「特別なアクセント」も揃っており、好みや気分に合わせて選ぶことが可能です。
製品素材には、日本国内での製造にこだわり、FUMIKODAオリジナル素材「FUMITEX™」や、伝統技術を用いた高品質なコットンセルロース、高岡銅器が使用されています。物理的な耐久性と共に、ラグジュアリーな質感を兼ね備えています。さらに、全ての生産過程が日本で行われるため、日本の美意識や技術を世界に発信する製品となっています。
販売情報と環境への配慮
「LEE」の発売は2024年12月19日からスタートし、価格は鯖江ホワイトおよび鯖江ブラウンが12,000円、そして高岡オリイブルーが16,500円となっています。販売場所はFUMIKODAオンラインブティックや中目黒直営店、さらにそごう横浜店でもポップアップ形式で販売されます(2024年12月25日まで)。
また、FUMIKODAは持続可能性を重視し、創業以来、環境に優しい製品作りに努めており、使用済みバッグの回収やリユースプロジェクトなど、さまざまなSDGsに取り組んでいます。これにより、素材や生産方法に加えて、環境保護の観点からも価値のある製品として評価されています。
「LEE」は、ただのアクセサリーにとどまらず、日本の伝統工芸を未来へ繋げる役割を果たすプロダクトとして、消費者に新しい体験を提供します。今後の展開にも期待が寄せられています。