アヲハタ、ジャム工場の全電力を再生可能エネルギーに転換

アヲハタの持続可能な環境への取り組み

アヲハタ株式会社（本社：広島県竹原市、代表取締役社長：上田敏哉）は、2025年11月から同社のジャム工場で使用される電力を100%再生可能エネルギーに転換することを決定しました。このプロジェクトにより、年間約1,700トンのCO2排出量削減が見込まれ、2013年度比46%の CO2排出削減を目指す同社の目標達成に向けた新たなステップとなります。

この取り組みでは、「非化石証書」を活用して実質的に再生可能エネルギー100%を実現する計画で、広島県竹原市のジャム工場は持続可能なエネルギー利用の先駆けとなります。アヲハタは、すでに2024年には2013年度比で29.3%のCO2排出量削減を達成しており、これまでの省エネルギーや効率化に関する継続的な活動が実を結びつつあります。

進化するジャム工場

特に注目されるのは、2024年11月にジャム工場のF2プラントで設置された太陽光発電設備です。この施設は、オンサイトPPA（On-site Power Purchase Agreement）によって導入され、発電された電力は全て工場内で消費されます。これにより、年間約50トンのCO2排出量も削減できる見込みです。加えて、太陽光パネルの設置により、屋根に直射日光が当たることを防ぎ、室内温度の上昇を抑えることで空調エネルギーの削減にも寄与しています。

地域との協力による環境活動

さらに、アヲハタは2025年2月に広島県が主導する「CHANCE（広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進協議会）」に参加しました。これは、CO2削減やカーボンリサイクルを促進し、産学官の連携を強化させることを目的とした取り組みです。「持続可能な社会の実現」に向け、アヲハタはますます積極的な活動を行います。

キユーピーグループの一環としての活動

アヲハタはキユーピー株式会社のグループ企業として、持続可能な社会の実現に向けた活動を続けています。グループ全体で2030年度までにCO2排出量を2013年度比で50%以上削減する目標を掲げ、この目標達成に向けた具体的な施策を進めています。アヲハタも「フルーツで世界の人を幸せにする」というビジョンを元に、ジャムや冷凍フルーツなどのフルーツ加工品を通じて、環境への責任ある選択を積極的に実践していく所存です。

これからも、再生可能エネルギーの導入、省エネルギー設備の活用、地域との連携を強化し、持続可能な社会の実現に向けてさらなる努力を続けていくことでしょう。アヲハタのこれらの取り組みは、未来の地球環境を守るための重要なステップとなります。