旅館の新サービス
2009-04-24 16:18:17
老舗旅館・安田屋が導入する新しいサービス「コンシェルジュカメラ」
安田屋旅館が導入する「コンシェルジュカメラ」
静岡県沼津市の老舗旅館である安田屋旅館は、旅行のスタイルが変わる中、これまでの「おもてなし」をさらに進化させるために、新たに「コンシェルジュカメラ」を導入しました。インターネット経由での宿泊予約が主流となる現代、顧客満足度(CS)の向上が求められています。特に、口コミやSNSでの情報発信が重要視される現在、宿泊施設は常に顧客が求めるニーズに応えなくてはなりません。
「コンシェルジュカメラ」の概要
「コンシェルジュカメラ」は、顧客の満足度を向上させるために設計されたネットワークカメラシステムです。このシステムを利用することで、宿泊者が安心して滞在できる環境を整えることが可能になります。具体的には、独自の特徴を活かして旅館やホテルにおける新たなサービス提供方法として位置づけられています。
安田屋旅館の導入背景
安田屋旅館の女将は、このサービスをGW前のピーク時に導入することを決定しました。特に、離れにある温泉へ向かう際、道に迷うお客様をサポートするために、カメラを設置することにしました。これにより、宿泊客がより安心して旅を楽しむことができるようになります。加えて、駐車場にもカメラを設置し、遅いチェックインのお客様にもきめ細やかに対応できる体制を整えています。
「コンシェルジュカメラ」の利点
このカメラは、シンプルに従業員の視界を拡げ、顧客の状況を常に把握できるようにするためのものです。これまでは監視カメラとしての利用が主流でしたが、安田屋旅館はそれをサービスの一環としてコンセプトを転換しました。特に、直接的なサービスが届きにくい場所にも設置できるため、そこにこそきめ細やかな対応が可能になるのです。
顧客からの要望
このような取り組みは、安田屋旅館に限らず他のサービス業界でも非常に注目されています。顧客満足度を向上させる手段として、多くの問い合わせが寄せられているのです。業務効率の向上やコスト削減を図りながらも、質の高いサービスを提供できるのは大きな魅力です。
安田屋旅館の歴史と魅力
明治20年に創業された安田屋旅館は、太宰治が「斜陽」の一部を執筆した歴史的な宿でもあります。海と富士山を望む美しい建物は国の有形文化財に登録されており、現在でも宿泊が可能です。太宰が過ごした部屋は、当時の雰囲気をそのまま残しています。
お客様に最高の体験を提供するために、安田屋旅館は常に進化を求める姿勢を持っており、「コンシェルジュカメラ」はその一歩です。今後も未来に向けた取り組みが期待されます。
まとめ
安田屋旅館が導入する「コンシェルジュカメラ」は、顧客の満足度向上に向けた革新的なサービスです。歴史ある旅館が新たに挑むこの試みは、他の施設にも良い影響を及ぼすことでしょう。旅館での滞在が、より安心で快適なものになるよう、期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ルクレ
- 住所
- 東京都港区北青山1丁目2番3号 青山ビル3F
- 電話番号
-
03-4500-6700