17LIVEがVTuber事務所mikaiを子会社化
2023年、エンターテインメント業界の新たな動きが見えてきました。ライブ配信プラットフォーム「17LIVE」を展開する17LIVE Group Limitedが、VTuber事務所「Re:AcT」を運営する株式会社mikaiの過半数の株式を取得し子会社化したのです。このパートナーシップは、バーチャルIP事業のさらなる強化を目指しています。
Vライバー事業の成長戦略
17LIVEは、中長期的な企業価値とプラットフォームの向上を狙いに、「17LIVE FORWARD STRATEGY」を策定。この戦略の一環として、Vライバー事業を重要な成長の原動力として位置付けており、特に日本と世界におけるアニメ分野の進展と共にVライバー市場が急成長していることから、進化の必要性を感じているのです。
株式会社mikaiは、設立からわずか数年で注目を集めている企業で、音楽とアイドルをテーマにしたVTuber事業を展開。特に、「Re:AcT」には、登録者数33万人を超える「獅子神レオナ」や、32万人以上の「花鋏キョウ」など、数々の人気バーチャルアーティストが所属しています。
17LIVEとのシナジーを生み出す
今回の子会社化により、17LIVEはmikaiが持つVTuberの認知度や魅力を活用し、すでに展開中のVライバープロダクション「NexuStella」や「V-iii」などのポートフォリオを大幅に拡充することになります。これにより、既存のVライバーが活動を広げ、新たな可能性を見出すための道筋を提供します。mikaiも新たなVTuberの発見と育成に力を入れる方針で、17LIVEの豊富なリソースを活用していくでしょう。
両社のリーダーからの期待
17LIVEのCEOであるジャン・ホンフイ氏は、「mikai社と共に新たな一歩を踏み出せることを嬉しく思う」と述べています。特に、この連携によって17LIVEがライブ配信プラットフォームとしてIPを持つ企業へと進化する大きな一歩となると確信しています。
一方、mikaiの代表取締役・上村隆博氏も「VTuberは日本が世界に誇るコンテンツ産業に成長する」との期待を示しています。彼は、国内外でさらなる成長を目指し、17LIVEグループとの協力が理想的な選択であると強調しました。
新たな可能性に向けて
この新たな戦略により、17LIVEのVライバー事業は新たな局面を迎えようとしています。今後も双方の企業が協力しながら、より多様なコンテンツやイベントを展開し、Vライバー市場を牽引していくことでしょう。大いに期待できる未来が待ち受けています。
詳しい情報は、17LIVEやmikaiの公式サイトで確認できます。