新たな機能を搭載したBarcode.Officeがリリース
Pao@Officeが、Office製品用のバーコード作成ツール「Barcode.Office」の新バージョン、ver 5.0を2024年10月23日(水)に発表しました。このアップデートでは、特にMicrosoft Accessでの操作性が向上し、ユーザーの利便性が大幅に改善されました。製品は税込7,700円で販売され、英語版も同時リリースされています。
Barcode.Officeの魅力
Barcode.Officeは、2002年から様々なバーコード生成ツールを手掛けてきたPao@Officeが開発した、使いやすいバーコード作成ライブラリです。特にExcelを操作できるユーザー向けに設計されており、業界でも定評があります。与えられた情報からスムーズにバーコードを作成できるのが、このツールの最大の魅力です。これまでは、Microsoft Accessに付属のバーコード生成ツールが複雑で手間がかかったため、多くのユーザーがBarcode.Officeに乗り換える理由がありました。
優れた機能の数々
Barcode.Officeの主な利点として、以下の機能があります。
- - 直感的なバーコード生成:Excelのシートに簡単にバーコードを貼り付けることができ、VBAを利用すればプログラムから生成することも可能です。
- - 指定サイズでのバーコード出力:希望の高さや幅を設定して、正確なサイズのバーコードが生成できます。
- - 充実したサンプル:より多くのユーザーが使えるように、シンプルでわかりやすいサンプルが付属しています。
ver 5.0の新機能
今回のバージョンアップで追加された主な機能をご紹介します。これらの改善により、Barcode.Officeは更なる生産性向上が期待されます。
1.
Accessでのバーコード利用向上:以前は複雑だったバーコードの配置が、ver 5.0では直感的に行えるようになり、座標調整が不要になりました。これにより、特にDataMatrixを使用するユーザーにとって便利になります。
2.
重大な不具合を解消:一部の環境で発生していたAccessの突然終了問題が修正され、全てのOffice製品で安定した動作が保証されます。
3.
複数バーコードの作成対応:今まで一つのレポートに1つしか作成できなかったバーコードを、同一レポート内に複数作成できるようになりました。この機能により、表形式のデータに対し、行ごとにバーコードを配置することが可能になりました。
4.
インストール時の問題解消:以前特定の環境で発生していた「OCXの登録失敗」を改善し、インストールプロセスが最適化されました。
5.
サンプルファイルの動作改善:付属サンプルにおいて発生していた特定関数によるエラーを修正し、より安定的な動作を実現しました。
対応バーコードの種類
Barcode.Officeでは、幅広いタイプのバーコードを作成することが可能です。
以下は対応している種類の一部です:
- - JAN-13(EAN-13)
- - QRコード
- - PDF417
- - DataMatrix
- - CODE39
- - GS1データバー など
Excelでの作成方法
Barcode.Officeでは、簡単にエクセルでバーコードを作成できます。例えば、バーコードをドラッグ&ドロップで配置し、セルの値を自動的に反映させることができます。
また、VBAを使用して、バーコードを1から生成することも可能です。以下に簡単なコード例を示します。
```vba
Dim Bar As Object
Set Bar = CreateObject("Barcode.COM")
Bar.Open(200, 100)
Bar.BarcodeKind = 80 ' CODE128
Bar.Draw("TEST CODE")
Bar.Close()
Range("C8").Select()
ActiveSheet.Paste()
```
試用版とマニュアル
公式サイトから試用版をダウンロード可能です。試用版を使用することで、製品の機能を事前に体験することができます。
詳細な情報やマニュアルについては、以下のリンクから確認できます。
まとめ
バーコード作成ツール「Barcode.Office」は、効率的で簡単にバーコードを生成できるツールとして、今後も多くのユーザーに支持されることでしょう。特に新しいver 5.0では、利用者の意見を反映した改善が随所に散りばめられており、使いやすさは一段と向上しています。ぜひ、試用版を活用して、その実力を体験してみてください。