新たな避雷の形、キノコ型避雷球の実績
近年、気候の変動によって雷害が増加する中、株式会社落雷抑制システムズが開発したキノコ型避雷球(PDCE)が高い注目を集めています。
この避雷球は、従来の避雷針とは異なる原理に基づき、建物や重要な電気機器を雷から守る役割を果たします。特に、ICT社会が進展する中で、データセンターやインフラの重要性が増しており、落雷による被害を効果的に防ぐ手段としての需要が高まっています。
14年の技術革新と実績
この避雷球は、2012年から2018年まで青森県深浦町で行われたフィールド試験を経て、累計販売台数が4,000基を突破しました。特に、東京オリンピックでは31の会場で合計100基が使用され、選手や観客の安全を確保しました。
今夏もサッカー練習場やゴルフトーナメント、さらには屋外ライブ会場に設置される予定で、雷害から人々を守る重要な役割を担っています。
多様なラインアップ
落雷抑制システムズの避雷球には、PDCE-Magnum(高さ405mm、重さ9㎏)をはじめとして、小型のjuniorやbaby、高温・振動への耐性を持つ製品まで、全12品のラインアップが用意されています。これにより、さまざまなニーズに応じた選択が可能です。
企業の信頼性と未来への展望
創業者の松本敏男氏は、60歳を前にした2010年に会社を設立し、その後、自衛隊や鉄道、高速道路、化学コンビナート、船舶、学校、病院など、幅広い分野において落雷対策を提供してきました。国内外に120件の知的財産権を保有する同社は、15期目を迎え、さらなる技術革新と製品の普及を目指しています。
落雷という自然現象から私たちを守るための技術は、重要な安全基準の一つと言えるでしょう。この避雷球の導入により、未来の安全性が大幅に向上すると期待されます。
今後も落雷抑制システムズは、雷害の脅威に立ち向かうための新たなソリューションを提供し、堅牢な社会インフラを支えていくことでしょう。より詳しい情報は公式ウェブサイトで確認できます。
落雷抑制システムズのHP