エアロジーラボの挑戦
2022-05-30 14:30:03

次世代ドローン『Aero Range』を開発したエアロジーラボの挑戦とは

近年、産業界で注目を集めているドローン技術。その進化が続く中、株式会社エアロジーラボが開発した新型ドローン『Aero Range』は、従来のドローンに比べ、飛行可能時間が6倍以上に達します。このプロジェクトは、2時間以上の連続飛行を可能にするサステイナブル且つ高性能なドローンを目指しています。現在のバッテリー型ドローンは、一般的に15~20分程度の飛行時間しか持ちませんが、『Aero Range』に搭載されるエンジン発電機は、最大で3時間の飛行を実現します。これにより、ドローンの利用可能範囲が大きく広がることが期待されています。

ドローンの開発にあたって、エアロジーラボはハイブリッド型の設計を採用し、今後は水素燃料やバイオ燃料といった代替エネルギーに対応する計画も進めています。実際に、企業や官公庁との連携を通じた実証実験を行い、具体的な成果を上げてきた実績もあります。この取り組みは、環境への配慮を重視し、カーボンゼロドローンの実現に向けた大きな前進となります。

『Aero Range』のクラウドファンディングは2022年5月27日に開始され、参加者には資金調達の一翼を担ってもらうことが期待されています。募集期間は、6月4日から6月8日までで、上限は9999万円。投資口数は最大5口までとし、個々人が少額から参加できる仕組みになっています。このクラウドファンディングを通じて得られた資金は、さらに事業の成長を促進するために使われる予定です。

また、エアロジーラボは、ドローンの機体設計に関する豊富な技術と経験があり、そのノウハウを生かして顧客の要望に柔軟に対応することができます。例えば、パワーユニットの選定や、燃料タンクの設計など、具体的なニーズに応じたカスタマイズが可能であり、これが競合他社との差別化要因とされています。

近い将来には、既存のドローン市場におけるリプレイスだけでなく、新市場への展開も視野に入れた販路開拓を行います。加えて、国際市場への進出も積極的に図っていく方針です。2025年に大阪で開催される関西万博にも関連するプロジェクトに参加する意向があり、国際的な競争力を高めていくことに取り組んでいく予定です。

これからのドローンの未来がどう変わっていくのか、エアロジーラボの取り組みに注目が集まっています。持続可能な社会の実現に向けて、彼らがどのように進化を続けていくのか、非常に楽しみです。

会社情報

会社名
株式会社エアロジーラボ
住所
大阪府箕面市如意谷1-12-26
電話番号
072-722-3350

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。