クレソン供給計画
2021-07-29 15:42:14

沖縄・クガニ農業部門が目指すクレソンの安定供給計画

クガニファームの新たな挑戦



沖縄県北部、今帰仁村にある株式会社クガニの農業部門、KUGANI FARMが「クレソンの安定供給」を実現するためにクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトでは、特に強烈な日差しに弱いクレソンを通年で供給し続けるためのハウス強化資金の支援が求められています。

アクアポニックス農法



KUGANI FARMでは、世界遺産の今帰仁城跡で湧き出る聖水を使用し、アクアポニックス農法でクレソンを栽培しています。アクアポニックスとは、水産動物の排泄物を微生物が分解し、それを植物の栄養素とする循環型農法です。水産動物、微生物、植物のいい生態系が創られることで、持続可能な農業の実現を目指しています。

この農法により、EIGA(親川)と呼ばれる聖水が流れるKUGANI FARMは、自然の力を利用した環境にやさしい農業を行っています。今帰仁村の美しい自然の中で育てられるクレソンは、味や栄養価も抜群です。このクレソンは、沖縄特産の豚肉と相性が良く、地元の方々にも愛されています。

クレソンの需要の増加と供給データ



クレソンは、栄養価が非常に高く、アメリカ疾病予防管理センターの研究によると、栄養素の密度では1位とされています。特に沖縄では、豚肉と一緒にラクに食べられるサラダやしゃぶしゃぶの具材として人気があります。クレソンをたっぷりと使った「クレソンどっぷりしゃぶしゃぶ」は、地元ならではの一品です。

これまでKUGANI FARMでは、半年間にわたりハウスの修復を行ってきました。既存のネットを活用し、3棟まで遮光ネットを張ることができましたが、さらなる拡充が必要です。残る9棟のハウスにも早急にネットを張ることで、供給能力を向上させ、地域のニーズにも応えられるようになります。

持続可能なSDGsへの取り組み



沖縄県今帰仁村は、全国で最も所得の低い地域とも言われています。そんな背景の中、株式会社クガニは、SDGsに関連した循環型農業を推進しています。脱炭素や生態系の保護を意識し、地域社会の発展にも寄与できるよう日々努力しています。先日、沖縄SDGsパートナーとして新たに登録されたこともこの取り組みの一環です。

KUGANI FARMは、その循環行を続けながら、地域の生態系と経済の両方にプラスの影響を与えられることを目指しています。農業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

未来に向けた挑戦



2021年6月15日、KUGANI FARMは初の出荷を達成しました。これからは、より多くの販路を開拓し、クレソンの需要に応えられるよう努めていきます。また、具体的なプロジェクト目標としては、拡大するハウスやメンバーの強化を掲げています。

最後に、KUGANI FARMの挑戦を支援していただける方々にお願いがあります。安定供給の実現には、皆様の協力が欠かせません。支援金は大切に使用し、持続可能な農業の普及を図っていきます。興味のある方は、ぜひクラウドファンディングのページをご覧ください。

KUGANI FARMは、沖縄の自然を受け継ぎながら、新たな農業モデルを確立し、未来に向かって進み続けます。

会社情報

会社名
株式会社クガニ
住所
沖縄県国頭郡今帰仁村今泊4321番地
電話番号
0980-51-5380

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