サイアスが新たな資金調達を完了
京都市に本社を置くサイアス株式会社は、2022年2月21日に行われたシリーズB資金調達で、合計21.3億円を調達したことを発表しました。この資金は、米国展開と次世代免疫細胞療法の開発を加速するためのものです。
新規投資家の参加と資金の使途
新たに参加した投資家は、ヘルスケア分野での強力な経験を持つEight Roads Ventures JapanとF-Prime Capital Partnersです。また、既存の投資家D3 LLCからのフォローオン投資も含まれています。サイアスは、これらの資金を基に研究開発体制を拡充し、高い治療効果が期待できる免疫細胞製品の開発を進めていきます。
先端技術による治療の展望
サイアスは、京都大学iPS細胞研究所を拠点に、他家iPS細胞を用いたT細胞やNK細胞などの免疫細胞治療の研究に注力しています。その技術を用いることで、固形がんに対する効果的な治療法の開発を目指しています。特に、同社が開発した細胞製品は、がん細胞に対する強力な攻撃力を発揮することが期待されています。
米国市場への進出
米国は免疫細胞療法の発展が進んでおり、サイアスにとって市場拡大の大きなチャンスです。今回の資金調達を受け、サイアスは米国での事業展開を本格的に開始し、能力の高い人材を募集しています。これにより、サイアスはグローバル企業への第一歩を踏み出すことになりそうです。
組織としての成長とビジョン
サイアスは、iPS細胞由来の免疫細胞を世界中に届けることで、固形がんの治療を革新する企業として成長することを目指しています。新しい治療法が医学界に広がることで、多くの患者に希望を与えることが期待されています。
採用情報
サイアスでは、iPS細胞や免疫治療に興味を持つ優秀な人材を募集中です。世界的な競争の中で、共に新たな価値を創造する仲間を求めています。詳しくは、公式ウェブサイトを参照してください。
サイアス株式会社について
企業のビジョン
サイアスの目指すところは、がんに苦しむ患者に新しい治療の可能性を提供することです。連携先としてのEight Roads VenturesやF-Prime Capital Partnersからの支援を受け、さらなる成長を遂げていくことでしょう。