SOLIZE、アジア初の高速・高精細3Dプリンターを導入
SOLIZE株式会社は、米国3D Systems社の最先端3Dプリンター「PSLA 270」をアジア初として導入しました。この新しい3Dプリンターの導入により、装置の販売や導入サポート、さらには装置検討用のベンチマークを受け付ける体制を整えました。また、2025年2月からは、SOLIZEの大和工場において、実際の検証や製作支援も行う予定です。
PSLA 270の特長
「PSLA 270」は3D Systemsが開発したレーザータイプの光造形機SLAの技術と、プロジェクターを使用した吊り下げ式光造形機Figure 4の技術を融合させた革新的なモデルです。この新しい技術により、面で固めることで高速での造形が可能になり、液槽方式を取り入れることで、大型部品の造形も実現しました。これにより、Figure 4の優れた表面品質を維持しつつ、より大きなサイズの部品を迅速かつ確実に製作できるようになります。
幅広い材料に対応
さらに「PSLA 270」はFigure 4に対応した材料が使用でき、約300℃まで耐えられる高耐熱材料や、国際規格に認証された耐候性材料など、さまざまな高機能材料が利用可能です。これにより、ユーザーは新しい素材を用いて幅広い製品開発が行えるようになります。また、交換式の液槽ユニットを使うことで、複数の材料を簡単に取り換えることも可能です。
製造プロセスの効率化
「PSLA 270」は、高い精度とスピードを兼ね備えているため、開発リードタイムの短縮、コスト削減、生産性の向上を実現します。これにより、機能性試作品の製作や評価はもちろん、繰り返し性が求められる中・小規模の量産にも対応可能です。3Dプリンターの活用範囲が大きく広がることとなります。
SOLIZEの取り組み
SOLIZEは、30年以上にわたりアディティブマニュファクチャリングに取り組んでおり、3D Systemsの3Dプリンターを31台運用。これにより、豊富な経験とノウハウを持っています。この「PSLA 270」を活用し、更なる製造プロセスの効率化と新たなイノベーションを推進していく方針です。
展示会情報
この「PSLA 270」の造形モデルは、TCT Japan 2025において展示されます。こちらの展示会は以下の詳細で開催されます。
- - 日程: 2025年1月29日(水)~1月31日(金)
- - 時間: 10:00~17:00
- - 会場: 東京ビッグサイト(東3ホール)
- - ブース番号: 3T-16
- - 展示会URL: TCT Japan 2025
今回の導入によって、SOLIZEはさらなる飛躍を目指していきます。