萩原エレクトロニクスがインド市場の拡大を目指し展示会参加へ

萩原エレクトロニクスがインド市場に挑む

萩原エレクトロニクス株式会社は、名古屋を拠点に海外展開を行っている企業です。このたび、同社のインド子会社であるHagiwara Electronics India Pte. Ltd.（通称：ハギワラインド）が、2025年にインドで開催されるエレクトロニクス展示会「electronica India 2025」への出展を発表しました。【展示会概要】

出展の目的と意義

「electronica India」は、2000年から毎年開催されているインド最大級のエレクトロニクス総合展示会であり、電子部品や製造機器、パワーエレクトロニクスなど幅広い分野の最新技術が集結します。萩原エレクトロニクスは、この展示会を通じてインド市場における競争力を強化し、新たなビジネスチャンスを創出する狙いがあります。

主な展示内容

ハギワラインドでは、各種デモンストレーションやパートナー企業の最新製品を展示予定です。特に注目すべき展示物の一部として、以下のものがあります。

- DMS（ドライバーモニタリングシステム）: インドでの商用車義務化に対応するためのシステム
- 二輪EVおよび三輪EV向けモーター制御ソリューション: 環境に配慮した新たなモビリティの提供
- サラウンドビューシステム: 車両周囲を可視化し、安全性を向上させるための技術
- HMIツール: TFT映像開発用のツール

これらの展示は、来場者が実際に技術を体験できる形式で行われるため、直接的なフィードバックを得る重要な機会となります。

企業のビジョン

代表取締役社長の副島剛は、「インド市場は今後のエレクトロニクスビジネスにおいて非常に重要な役割を果たす」と話しています。展示会では、エレクトロニクス産業の成長を促進し、持続可能なモビリティ社会の実現に向け様々な技術を紹介します。また、業界関係者とのネットワーキングを通じて、パートナーシップの構築や新たな価値の創出を目指します。

インド市場の可能性

インドは自動車産業が急成長しており、特に電気自動車（EV）市場は大きな注目を集めています。ハギワラインドが出展することで、OEMやTier 1サプライヤーとの接点を強化し、顧客ニーズに対応した製品開発を推進します。

結論

「electronica India 2025」に出展することで、萩原エレクトロニクスは技術力と革新性をアピールし、インド市場での存在感を高めることを目指します。展示会は2025年9月17日から19日まで、バンガロール国際展示場で開催されます。来場者の皆様には、ぜひブースに立ち寄り、最新の技術を体感していただきたいと思います。