がん患者を支える新しいツール「がんと歩む」
ファイザー株式会社が、がん患者とその周辺の支援者を支えるためのモバイルアプリ「がんと歩む」の提供を開始しました。このアプリは、iOSおよびAndroidで利用可能で、利用は完全に無料です。がん患者本人はもちろん、その家族や介護者、社会福祉士など、さまざまなサポートを行う方々にも役立つことを目的としています。
アプリの魅力的な機能
このアプリには、患者さんの日常生活をより良くするための多彩な機能が用意されています。まずは、がん全般に関する情報を簡単に閲覧できる資料機能。これは、既存のウェブサイト「がんを学ぶ」に掲載された内容に加え、さまざまながん種についての詳細情報も含まれています。個々の関心に応じた情報のカスタマイズも可能です。
さらに、健康状態を記録するための機能も充実しています。ユーザーは、気分や痛み、睡眠の質、疲労感などを記録し、視覚的にグラフで把握することができます。これにより、医療従事者や支援者との情報共有もスムーズになります。
また、家族や友人などの支援者を登録し、グループを作ることで、その健康状態を共有したりメッセージで気持ちを伝え合うことができるサポート機能もあります。さらに、服薬や診療スケジュールの管理機能もあり、設定した時間に通知を受けることができます。診察時に医療従事者に伝えたい情報を整理するためのメモ機能も搭載されており、非常に便利です。
開発の背景と意義
ファイザーは、10年以上にわたり「がんを学ぶ」というウェブサイトを通じて、がん患者とその支援者のために必要な情報を提供してきました。その取り組みの一環として、今回のモバイルアプリの開発に至りました。がんは多岐にわたる症状や治療法が存在し、それぞれの患者さんの生活環境や価値観も異なります。そのため、ファイザーは患者を中心にした支援体制の構築を目指しており、このアプリはその目的を達成するための重要なツールです。
代表者のコメント
ファイザーの代表取締役社長、五十嵐啓朗氏は「がん患者の治療と生活はさまざまで、各患者のニーズに合わせた支援が必要です。この『がんと歩む』アプリは、患者さんの日常のニーズに応えるものです。一人ひとりがより良い選択を行える環境作りに貢献したいです」と述べています。
まとめ
「がんと歩む」は、がん患者や支援者の生活をサポートし、より良い意思決定を助ける新たなツールです。ダウンロードは無料で、生活の質を向上させるためにぜひこのアプリを活用してみてください。アプリの詳細やダウンロードは、公式サイトで確認できます。
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がん患者の生活を少しでも豊かにするためのファイザーの取り組みに、注目が集まります。