関西大学が社会人向けリカレントプログラムを強化、初の共創パートナー参画

関西大学の新たな試み「Kan-Daiリカレント＋」

関西大学が新たに展開するリカレントプログラム、「Kan-Daiリカレント＋」は、社会人のキャリア形成をサポートする取り組みです。特に注目すべきは、このプログラムに初めて参画した3社の「共創パートナー」であり、これによりさらに実践的な学びの場が提供されることになりました。

この取り組みは、経済やビジネスの現場で必要とされるスキルを磨くことを目的としており、受講生は企業と直接交流しながら学ぶことができます。具体的には、経理人材の育成や資産形成、銀行業の理解といった多様なテーマで講座が展開され、それぞれのニーズに応じた教育環境が整備されます。

共創パートナーの紹介

「Kan-Daiリカレント＋」には次の3社が共創パートナーとして参加しています：

1. RSM汐留パートナーズ株式会社
この会社は、国際会計ネットワークの一員として、未経験者でも3か月で経理人材として育成する独自のプログラムを提供します。中小企業が直面する経理・会計人材の不足を解消することを目指しています。

2. SOMPOひまわり生命保険株式会社
資産形成やライフプランに関するセミナーを通じて、資産管理とリスクマネジメントの知識を学ぶことができます。また、健康管理についても取り入れ、受講者の全体的な人生設計を支援する目的があります。

3. 株式会社りそな銀行
銀行業務の実態やその社会的役割を学ぶプログラムを提供しており、未来に向けた社会インフラとしての銀行の在り方についても考える機会を提供しています。これによって、受講者はキャリア形成の新たなヒントを得ることができます。

未来の展望

関西大学は、共創パートナーシップを生かし、「Kan-Daiリカレント＋」が社会人のキャリア形成に寄与するプラットフォームとして発展することを目指しています。プログラムの趣旨に賛同する企業をさらに募集し、質の高い教育を社会に提供し続ける方針です。これによって、受講者は常に変わりゆく社会のニーズに応じた教育を受けられ、時代に即したキャリア形成が実現することを期待しています。

この「Kan-Daiリカレント＋」の取り組みは、関西大学の理念である「学の実化」を具現化するものであり、企業との連携を通じて、実践的な学びが整えられている点が特徴です。社会と大学の結びつきを強め、次世代のリーダーを育成する重要な役割を果たしています。これからの学びの形として、このプログラムから目が離せません。