「1日1杯の水で生活」も…通信困窮者の切実な生活実態が明らかに!
「日本を強くする」というパーパスを掲げ、通信困窮者と呼ばれる携帯電話未所持が原因で日常生活を送ることが困難になった方々を救うための携帯電話サービス「誰でもスマホ」を提供する株式会社アーラリンク(所在地:東京都豊島区池袋)。同社は、通信困窮者という社会課題への理解を深めるため、「誰でもスマホ リサーチセンター」として生活実態の情報発信を行っています。
今回、「誰でもスマホ」利用者485名を対象に、生活に困った時の行動に関するアンケートを実施。その結果、生活費のやりくりや困窮時の具体的なエピソードなど、切実な実態が明らかになりました。
半数以上が生活費に困っている!
アンケートでは、約95%の人が過去に生活費に困った経験があると回答しました。そのうち、現在も生活費に困っている人は54.9%と半数を超えています。携帯電話を持たないことで仕事探しや住居確保にも苦労する負の連鎖を断ち切るため、「誰でもスマホ」はサービスを提供しています。
生活費をやりくりするための工夫とは?
生活に困った際にどのように乗り越えているのか尋ねたところ、最も多かったのは「食事を節約した」(50.2%)でした。具体的なエピソードとして、「1日1杯の水で生活」「タバコが吸いたくて雑草をタバコに」といった切実な声が寄せられました。
その他には、「売れそうな所持品を質屋や買取店へ売った」(43.3%)、「日雇いや隙間時間バイトで収入を得た」(34.6%)など、生活費をやりくりするために努力している様子がうかがえます。行政や支援団体からの支援も一定数見られますが、多くの人はまず自分自身で解決しようと努力しているようです。
生活困窮者が「売ろう」と思うものとは?
生活に困った際に「売ろう」と思うものについて聞いたところ、1位は「時計やアクセサリー」(25.8%)、2位は「家電」(24.3%)、3位は「洋服・衣類」(21.4%)となりました。しかし、「売れるものはない」と回答した人も36.7%と、3人に1人にのぼりました。
通信困窮者への支援の必要性
今回の調査結果から、通信困窮者は生活費に困っているだけでなく、精神的なストレスを抱えながら生活している現状が浮き彫りになりました。携帯電話は現代社会において生活する上で欠かせないツールであり、通信困窮は様々な困難を生み出す要因となります。
「誰でもスマホ」は、通信困窮者の方々に携帯電話を提供することで、仕事探しや情報収集、家族との連絡など、生活の基盤を築くための支援を行っています。同社は今後も、地方自治体や支援団体と連携し、通信困窮者の方々の自立支援に貢献していく方針です。
「誰でもスマホ」リサーチセンターについて
「誰でもスマホ リサーチセンター」は、通信困窮者の方々の声を社会に届けるための活動として、アンケート結果や生活実態に関する情報を発信しています。報道関係者からの取材も受け付けています。