弁護士業界の業務効率化を実現するSaaS「LEALA」が登場

新たな弁護士業務支援ツール「LEALA」登場

1. 「LEALA」とは？

法務業界に特化したSaaS「LEALA」が新たに登場しました。これは弁護士やパラリーガルのために設計されたクラウドサービスで、法律事務所で行われる定型業務を自動化し、業務のデジタル化を促進します。このサービスによって、弁護士は本来の業務に集中できる時間を確保できることを目指しています。

2. サービス開発の背景

「LEALA」の共同創業者である大橋氏は、10年以上にわたる弁護士としての経験から、法律事務所の業務における現状を深く理解しています。「泣き寝入り」と呼ばれる状況が未だ存在し、特に民事案件において、弁護士費用が高くつくために依頼をためらう人が多いと語ります。ITツールを用いて業務を改善し、クライアントにとってより利便性の高いサービスを提供する必要があると強調しました。

また、業界に根強い紙文化や、弁護士数の急増による競争激化についても言及しました。現場での業務効率化や業務品質の向上の重要性が問われています。LEALAはこの課題に応えつつ、業界全体のデジタルシフトをサポートします。

3. LEALAの特長

「LEALA」には複数の機能があり、特に以下の点が挙げられます：

- 定型業務の自動化：訴状や各種書面の作成支援、損害計算の自動化、タスクの期限管理等。
- 経営状況の可視化：業務量や経営状況をリアルタイムで把握できます。
- 業務品質の向上：ナレッジの蓄積や検索機能により、業務の整流化と品質向上が図られます。

4. 業界の期待とコメント

弁護士法人一新総合法律事務所の和田光弘氏は、LEALAが「組織化」の時代に即した重要なツールになると述べ、テクノロジーによる業務効率化に大きな期待を寄せています。

さらに、法律事務所アルシエンの北周士氏や無料株式会社の佐々木大輔氏も、TEALAが弁護士業界に新しい風をもたらすと考えており、その業務における価値の向上を支援すると期待を寄せています。