廃プラスチック削減プロジェクトの始動
株式会社プラセス(本社:愛知県豊川市)は、2024年7月30日(火)に廃プラスチック削減を加速する新たなプロジェクトをクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて開始することを発表しました。このプロジェクトにより、同社が開発した新たな商品が特別に販売されるほか、夏休み期間中には小学生を対象とした「廃プラを活用した商品開発アイディアコンテスト」も開催されます。期間は8月1日から8月31日まで。
プラセスラボの取り組み
プラセスでは、長年自動車部品を製造してきた経験を生かし、「プレセスラボ」を設立しています。このチームは、廃棄されたプラスチックに新たな価値を見出すことを目指しており、リデュース、リサイクル、アップサイクルなどを通じて、魅力的な商品を生み出しています。この取り組みの中では、特に利用できないプラスチックをいかに新たな商品に変えるかに焦点を当てています。
プラセスは自動車部品の製造過程で発生する端材や廃プラスチックのリサイクルが不十分であることに疑問を感じ、2019年から「行き場のない廃プラにあらたな価値を!」というコンセプトのもと、積極的に活動を展開しています。
プロジェクト詳報
CAMPFIREプロジェクトでは、これまでにプレセスラボで開発された3つのアップサイクル商品がリターンとして用意されます。どの製品も、自動車部品の製造過程で出る端材やリサイクル材を90%以上使用しており、環境に優しい商品となっています。
1.
カラフル防犯砂利REPLAS STONER(リプラスストーン)
- “24色の防犯砂利であなたの思い描いたお庭を実現”
- 2020年に約5,000kgのアクリル材を資源循環し、現在も飛沫防止アクリル板を使った防犯砂利の供給を行っています。
2.
麻繊維からつくった内装用壁タイルLETILE(レティル)
- 簡単に貼り付けられ、取り外しができる麻とコーンを使った壁タイル。
- 反響も大きく、年12,000kgの廃プラスチックを利用しています。
3.
換気しながら施錠窓用補助錠LEGLOCK(レグロック)
- 窓の施錠を簡単に行える商品で、1年半の開発期間を経て2023年に販売開始。年1,000kgの廃プラを資源循環可能としています。
これらの商品はすべてクラウドファンディングを通じて購入可能で、特にコンテスト参加者には特別価格のリターンが用意されるとのことです。
夏休み企画「廃プラコンテスト」
プラセスは、夏休みを利用して小学生を対象にした「廃プラ」のアイディアコンテストを実施します。「廃プラから何が作れるか」を考えて自由にエントリーシートに絵や図を書いてもらうこの企画は、子供たちの創造力を刺激し、環境問題について考えてもらう絶好の機会です。
プラセスの企業理念
プラセスは車載用プラスチック部品の製造で40年以上の歴史を持つ企業です。これまで培ってきた技術を生かし、環境問題に真摯に取り組む姿勢を見せています。日本は現在、プラスチックごみ問題に直面しており、廃プラスチックの発生量も世界でワースト2位という姿勢を改善するために、今後も新たな挑戦を続けていくとしています。
ぜひ、CAMPFIREプロジェクトの詳細をチェックして、廃プラスチック削減の努力に参加してください。