ウッドワン空間デザインアワード2025、入賞作品が発表
広島県廿日市市に本社を置く株式会社ウッドワンは、2025年11月6日(木)に石川県野々市市のウッドワンプラザ金沢にて、『ウッドワン空間デザインアワード2025』の表彰式を行いました。このコンテストは、「木のぬくもりを活かした空間」をテーマに掲げ、新築からリノベーションまで多岐にわたる作品が寄せられたことで、毎年注目を集めています。
今年は248作品が応募され、その中から機能性やデザイン性、そのオリジナリティに秀でた7作品が選ばれました。今回は、最優秀賞、優秀賞、入賞と分けた勝者の中から、特に卓越した作品に焦点を当て、その魅力をお伝えします。
最優秀賞に輝いた作品
受賞者は伊東亮一氏が手掛ける「姨捨の家」です。この作品は、戸建てやマンションの新築部門にエントリーされており、人と自然のつながりを意識した開放的な設計が特徴です。具体的には、1階にお茶を楽しむテラス、2階には月見台が設けられ、地域住民との交流の場をもたらす工夫が施されています。また、建物の中心部分が各部屋と繋がり、外部との接点を持つ独自の形状が施され、全体に深い空間の変化が感じられます。
この作品に対する評価は高く、審査委員長である建築家の伊東豊雄氏も「審査員全員の意見が一つにまとまった」と語るほど。その独自の構造が、住まいの使い方や居心地を進化させ、従来の住宅の枠を超えた新たな提案として評価されています。また、会場にも多くの来賓が集まり、注目の作品たちをお祝いしました。
審査基準と選考過程
『ウッドワン空間デザインアワード2025』では、応募期間を2025年2月1日から7月31日とし、選考基準は主に5つの視点に基づいています。具体的には、「木のぬくもりを感じるデザイン」、「ライフスタイルが見えること」、「指定商品との調和」、「アクセントとしての活用」、「環境負荷への配慮」といった点が挙げられます。この基準を通じて、作品の独自性と実用性が厳正に評価されました。
審査員に加わった中本祐昌社長をはじめ、019年目を迎えたアワードも高い志を持ち続けています。「木がもたらす暖かさを空間に生かす」との理念の下、優れた取り組みを持つ作品が毎年生み出されています。
今後の展望
ウッドワンは、受賞作品の発表を通し、さらなるデザインの創造を応援する姿勢を示しています。また、ニュージーランドで育成した木材を使用し、より良い空間作りを提案することにも力を入れています。公式サイトでは入賞作品や表彰式の模様が公開されており、デザインアワードの全貌を伝えています。
これからもウッドワンは、木が織り成す温もりを大切にした空間作りに挑戦し、多くの人々に感動を与え続けることでしょう。高いクオリティを保ちながらも新しい挑戦を続けるウッドワン、その成果に目を見張るばかりです。