ロボット投信が新たな資金調達を実施
日本の金融テクノロジー企業、ロボット投信はインキュベイトファンドを引受先として、総額1億円の第三者割当増資を実施し、金融コミュニケーションの最適化に取り組んでいます。この新たな資金調達により、同社はコールセンターや窓口業務の自動化を推進し、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上を目指しています。
自動化サービスの必要性
近年、投資信託や株式のデータ照会、マーケット解説など、金融分野において多くの時間とリソースが必要とされています。従来の業務プロセスでは受益者のニーズに応じた自動化が不十分であり、これに対処するための新たなシステム開発が急務とされてきました。特に、証券業務に関する広範な知識とデータ解析能力を兼ね備えたシステムが求められています。
具体的なサービス内容
ロボット投信が提供する主な自動化サービスには、以下のような機能があります。
電話型 Robotic Automation
このサービスでは、通話やショートメールを介して提供されるさまざまなデータを用いて、ユーザーに最適な情報を迅速に提供します。
- - ISIN
- - 運用会社
- - ファンド名
- - 単位型/追加型
- - 資産属性
- - 投資対象地域
- - 購入時手数料
- - 信託報酬
- - 騰落率
- - 販売会社
- - 資金フロー
- - 純資産
- - 基準価額
- - 分配金
- - 決算回数
- - 設定日
- - 直前変更前分配金
- - 分配金変更日
- - 新旧分配金差額
- - 分配金利回り
会話型 Robotic Automation
スマートフォンのプッシュ通知を利用し、主要SNSプラットフォームでのコミュニケーションを通じて、ユーザーとのインタラクションを増やす仕組みが導入されています。
マーケットデータ分析
企業の担当者は、各種マクロデータや投資信託のリターンをもとにした独自のストーリーを構造化し、より正確な意思決定を行うためのサポートを受けられるようになります。
未来へのビジョン
ロボット投信は、証券及び銀行業務の自動化を通じて、より効率的な金融サービスの提供を目指しています。具体的には、「読む」「書く」「話す」を分解し、それぞれの機能を高度化するプラットフォームを開発しようとしています。加えて、電話自動応答システムや多様なデバイスを通じたコミュニケーション手段を提供し、金融機関の営業時間に縛られないサービスを実現しています。将来的には、金融機関に蓄積したノウハウを活用して、一般消費者向けのサービス展開も視野に入れています。
会社概要
ロボット投信は2016年に設立された比較的新しい企業で、現在は東京都港区に本社を置いています。代表取締役は野口 哲氏で、資本金は1億500万円です。公式ウェブサイトは
こちらからアクセス可能です。
同社は今後も自動化やデータ解析の分野で革新を続けるとともに、より良い金融サービスの提供に努めていくことでしょう。何かご質問や本サービスに関する詳細が必要な方は、
こちらのメールにお問い合わせください。