三浦工業が特別支援学校生徒との連携で紙の未来を学ぶ見学会を開催
2024年9月11日、愛媛県今治市にある第一印刷株式会社と、松山市に本社を置く三浦工業株式会社が共に、愛媛県立今治特別支援学校の高等部産業科の生徒26名と教員11名を対象に「紙ンバックプロジェクト」の活動の一環として、職場見学会を実施しました。このプロジェクトは、循環型社会の実現を目指すものであり、参加者に持続可能な開発の重要性を伝えることを目的としています。
見学会の内容
見学会は3部構成で行われました。まずは第1部として、三浦工業の特例子会社「ミウラジョブパートナー株式会社」が職場見学の場となりました。ここでは、障がい者が実際に清掃や洗濯作業を行う様子が見学されました。このコーナーでは、障がい者が社会でどのように貢献できるかを間近で体感し、生徒たちにとっても非常に有意義な経験となりました。
次に第2部では、三浦工業の印刷課にて、紙のリサイクル作業の見学が行われました。参加者たちは乾式オフィス製紙機「PaperLab」を見学し、リサイクルの仕組みについての映像を観賞した後、実際に再生された紙に触れる体験を通じて、リサイクルの重要性とその可能性を学びました。さらに、印刷から製本までの過程も見学し、環境にやさしい製品がどのように作られるかを理解しました。
最後の第3部では、ミウラジョブパートナーの会社紹介があり、参加者にオリジナルノートの寄贈も行われました。これにより、学校とのつながりを深めることができ、生徒たちも大変喜んでいました。
「紙ンバックプロジェクト」とは
「紙ンバックプロジェクト」は、古紙をアップサイクルして新たな命を吹き込み、魅力的な製品に生まれ変わらせる取り組みです。これにより、地域の持続可能な生活を支え、再生紙の新しい価値を切り拓いていくことを目指しています。この活動は、環境への配慮だけでなく、全ての人がともに暮らせる社会の実現にも寄与しています。
今後の展望
三浦工業は、今後も「誰一人取り残さない」社会の実現に向けた活動を継続し、SDGsの達成に向けた取り組みを広げていく方針です。この見学会を通じて、参加者がリサイクルやSDGsの重要性を再認識する機会となりました。エコ意識が高まる現在、地域に根ざした活動が求められています。これからも多くの企業や団体が協力し、循環型社会の実現に向けた動きが加速することを期待したいです。
詳細については、
紙ンバックプロジェクトをご覧ください。