超高速キラル光スイッチ
2026-03-23 01:19:20

岡山大学が実現した超高速キラル光スイッチの革新技術とは

岡山大学が新たに開発した超高速キラル光スイッチ



国立大学法人岡山大学が、分子の左右の違いを見分けるキラル光を超高速で切り替える技術を開発しました。これはアミノ酸の右手型・左手型に代表される鏡像異性体を識別するための革新的な光デバイスです。書き換えられた光の特性により、従来は難しいとされていた迅速な光源のON/OFF制御を可能にしました。

研究の背景と目的


本研究は、岡山大学異分野基礎科学研究所の三澤弘明教授が中心となり、中国の東南大学および北京大学との国際共同研究として進められました。キラル光は医薬品や材料の開発に欠かせない技術であり、急速に発展する分野において、その重要性はますます高まっています。特に、鏡像異性体の識別は、生命科学や医療にとって非常に重要な要素です。

技術のメカニズム


この研究チームは、金ナノアンテナの内部で生じる光の振動の重なりを利用し、分子サイズのポイントにキラル光を作り出しました。従来、光の「局在」と「超高速な切替」を同時に実現することは技術的な挑戦でしたが、今回それをクリアし、光源の状態をわずかな時間差で変えて、右回りや左回りのキラル光を迅速に切り替えることができることを実証しました。

今後の展望


この技術は、さまざまな応用が期待されます。今後、超小型で超高速な光スイッチの開発、さらには高感度センシング技術やキラル分子に対する光制御の新しいアプローチに繋がる可能性があります。生命科学の発展を助ける道具として、さらなる研究が進められることでしょう。

結論


三澤教授は、「今回の成果が未来の医薬や材料研究において、より高感度かつ迅速な分析技術の発展に寄与することを期待しています」と述べています。この革新的な技術により、より良い未来の創造につながることが期待されています。

この成果は、2026年2月28日に米国化学会の学術誌「ACS Nano」で発表され、多くの科学者たちから注目を集めました。ますます進化する科学技術の世界において、岡山大学が果たす役割は今後も大いに期待されています。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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