自動化技術で福祉現場を支え合う
株式会社LaboRoboが支援する「自動化研究会」と、障がい児支援施設NPO法人UBUNTUが協力して、AIコンシェルジュの開発をスタートしました。これは、医療的ケア児や重症心身障がい児など、特別な支援が求められる子どもたちを対象とした取り組みです。特に、直接的に支援が届きにくいこれらの子どもたちにとって、現場での支援がいかに重要かは言うまでもありません。
プロジェクトの背景
東北大学の「ともプロ!2025」にて、支援の金額を上回る638,000円の寄付を受け、このプロジェクトがスタートしています。AIコンシェルジュの開発は、福祉業務の効率化を目的としており、現場の情報を瞬時に活用できるようにすることが求められています。これにより、より安全で効果的な支援が実現することを目指します。
AIコンシェルジュの設計と機能
自動化研究会は、福祉現場特有の情報をもとにした新たなAIコンシェルジュを設計中です。具体的には、以下のような機能が検討されています:
- - ケースごとの配慮事項を提供する設計
- - Slackなどに蓄積された活動記録を基にした情報共有
- - 新人スタッフへの研修サポート
- - 引き継ぎの負担軽減
- - 安全性を重視した確認作業の効率化
現場のニーズ
実際の福祉現場では、子どもたちのニーズを理解するために、言葉だけでなく、様々な非言語的なサインも非常に重要です。好きな活動や体調、環境に対する反応などの情報は、支援の質を大きく左右します。しかし、そうした情報を新人スタッフが活用するには、経験や時間が必要とされていました。このプロジェクトは、そのギャップを埋めるために生まれました。
今後の目標
LaboRoboは、AIコンシェルジュを通じて福祉現場のDXを進めるだけでなく、様々な分野への応用も視野に入れています。具体的には、福祉に特化したAIのパッケージ化やスマートホーム技術との連携も検討中です。AIの力を借りて、研究者が手作業から解放され、より創造的な活動に注力できる環境を作り上げることを目指しています。
大学と企業の連携
自動化研究会は、学生たちが現場での課題解決に取り組むための場であり、技術学習だけでなく、社会問題に対する理解を深める機会でもあります。80名以上の学生が在籍しており、彼らはAIや自動化技術を駆使して、福祉支援に新しい風を吹き込むことを目指しています。プロジェクトリーダーである大江力さんは、「現場に寄り添った開発を進め、障がい児支援に新たな possibilitiesを見出す」とコメントしています。
このプロジェクトが成功すれば、福祉現場は大きな変革を迎えることとなるでしょう。福祉の未来を一緒に考え、実現するための一歩が、ここから始まります。