福岡県粕屋町、シェアサイクル『チャリチャリ』の導入を発表
シェアサイクルサービス『チャリチャリ』の運営会社、チャリチャリ株式会社は、福岡県粕屋町と新たに「粕屋町シェアサイクル実証実験に関する協定」を結びました。この協定の目的は、粕屋町の移動手段の多様化を図り、温室効果ガスの排出削減を狙うものです。2025年4月1日から、粕屋町の公共施設やJR長者原駅を対象に利用エリアの拡大も予定しています。
シェアサイクルの利便性向上を目指して
今回の協定は、地元住民の自転車利用の利便性向上や、公共交通の補完を目指すものです。これにより、地域の回遊性向上も見込まれています。さらに、粕屋町は「ゼロカーボンシティかすや」の実現に向け、シェアサイクルの活用を通じて、持続可能な社会の形成に寄与することが期待されています。
利用者の増加とエリア拡大
『チャリチャリ』は、2018年2月にサービスを開始以来、累計3,200万回以上の利用を記録しています。福岡エリア(福岡市・志免町・粕屋町)では、4,700台の自転車と800ヶ所以上のポートを展開中。このような広がりを背景に、2025年には主要公共施設やJR長者原駅を含む粕屋町の中心部へのエリア拡大が発表されました。
さらに、2024年12月には志免町との包括連携協定も結ばれており、それに伴ったエリア拡大も予定されています。これにより、より多くの人々が『チャリチャリ』を手軽に利用できることとなります。
シェアサイクルの手軽さ
『チャリチャリ』は、スマートフォンアプリを通じて簡単に自転車を借りられるのが特徴です。基本料金は1分7円、電動アシスト自転車は1分17円と、コストパフォーマンスも魅力的です。アプリを使えば、乗りたいときにすぐに自転車を手に入れることができ、普段使いにも便利です。
将来的な展望
シェアサイクルを通じて、福岡県粕屋町は地域住民のライフスタイルをより豊かにすることを目指しています。チャリチャリ株式会社は今後も、公共交通の機能の補完や地域の活性化につながる取り組みを進めていく方針です。
また、チャリチャリではポートオーナーを募集中で、空いているスペースを自転車ポートとして提供することで、新たな価値を生み出す機会を提供します。
まとめ
この新しい協定を通じて、福岡県内でのシェアサイクルの普及が進むことが期待されています。地域の暮らしをより便利に、地球環境に優しい移動手段として、シェアサイクルが一役買うことでしょう。
詳細な情報は、チャリチャリの公式ウェブサイトやSNSで随時更新される予定です。