S5パートナーズがプラスロボに出資、介護の未来を加速する取り組み
S5パートナーズがプラスロボに注目
介護業界の人材不足は深刻な問題であり、特に2025年度末には65歳以上の高齢者数が約55万人に達し、年間6万人もの介護人材が不足すると予測されています。そんな中、S5パートナーズ有限責任事業組合は介護領域の人材マッチングサービス『スケッター』を運営する株式会社プラスロボに出資することを決定しました。
『スケッター』とは?
プラスロボが提供する『スケッター』は、介護施設において非介護業務を担うワーカーをマッチングするサービスです。このサービスは、従来の人材紹介や派遣とは異なる新しいアプローチを提案しており、介護施設はの人手不足を解消するだけでなく、正規雇用前の試用期間としても活用できます。利用者にとっては、就業の動機が給与だけではなく、他者への貢献や自己成長を求めるものとなっており、結果的に熱心なユーザーコミュニティが形成されています。
投資の背景と評価
S5パートナーズは、介護人材マッチング市場の拡大を見越し、その需要をもとにプラスロボの事業成長を高く評価しました。また、地域の輸送網を持つ神姫バス株式会社との事業シナジーも期待されています。神姫バスのCVC担当である濱田氏は『スケッター』の取り組みが、介護に興味のある若者と過疎地の介護施設をつなげる可能性があると語りました。
プラスロボの未来へのビジョン
プラスロボの代表鈴木氏は、介護業界の喫緊の課題として、2025年には38万人、2035年には79万人が不足する見込みだと指摘します。彼は『スケッター』を通じて介護福祉に対する関わり方をアップデートし、福祉人として社会に関わる人が増える仕組みを作ることを目指しています。今回のS5パートナーズとの出資契約を心から喜び、『スケッター』の新たな文化が育つことを期待しています。
結論
S5パートナーズとプラスロボのパートナーシップは、今後の介護業界にとって重要な意味を持ちます。双方の地域貢献を目指した取り組みが、実を結ぶ日を楽しみに待ちたいところです。これからもSociety5.0の実現に向けて、両社がどう進化し続けるのか目が離せません。
会社情報
- 会社名
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S5パートナーズ有限責任事業組合
- 住所
- 東京都渋谷区恵比寿1-19-19
- 電話番号
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