スカルプケア技術受賞
2025-10-30 10:22:21

日華化学がスカルプケア技術で「日本弁理士会会長賞」を受賞

日華化学の新たなスカルプケア技術が受賞



この度、日華化学株式会社が、公益社団法人発明協会による近畿地方発明表彰にて「日本弁理士会会長賞」を受賞しました。この受賞は、同社が国立研究開発法人理化学研究所と共同で開発した特許技術 "育毛効果を有する頭皮頭髪用化粧料"(特許第7323143号)が評価されたものです。この技術は、高い独創性と社会貢献度が認められています。

受賞式は、11月13日(木)に和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で行われる予定です。この受賞は、日華化学株式会社の毛髪科学研究所に所属する小竹 彩香、さらには新 菜摘、谷口 優子の功績を称えたものです。また、理化学研究所から協力した辻 孝、小川 美帆にも評価が与えられました。

革新的な育毛化粧料の開発



今回の受賞に繋がった発明は、エゴマ油などの特定の植物油と、ルイボス抽出物といった水溶性成分を組み合わせた新しいタイプの頭皮頭髪用化粧品です。毛髪の成長を促進するFGF-7の産生を高めることを目指し、これらの成分が相乗的に効果を発揮するよう設計されています。

この技術は、皮下組織と毛包組織という、異なる特性を持つ成分に着目し、それぞれの成分が育毛効果を高めるよう最適化されています。具体的には、油溶性成分が毛髪成長に寄与し、水溶性成分が毛根部への浸透性を向上させることで、育毛効果が向上する仕組みです。これにより、短期間の使用試験では、毛髪抜け毛数の減少や毛径の増大が観察され、性別や年齢にかかわらず効果が確認されています。

健康意識とQOL(Quality of Life)の向上に寄与



日華化学が開発したこのスカルプケア技術は、単なる作業成果にとどまらず、人々の健康意識の向上や生活の質を高めることにも寄与しています。この技術は、同社の中期経営計画「INNOVATION25」においても重要な位置を占めており、今後のスカルプケア商品開発や美髪再生技術の研究にも大いに活用される見込みです。

地方発明表彰の意義



地方発明表彰は、歴史ある表彰制度であり、大正10年から始まっています。この制度は、各地域で優れた発明を遂げた方々を称え、発明に関する推進や育成に貢献する活動を奨励するものです。日華化学の受賞も、その取り組みの一環として評価されたことは、今後の企業活動にとっても良い刺激となるでしょう。

今後もあらゆる研究開発を通じて、髪の健康と美しさを追求し、より多くの人々に貢献していくことでしょう。


画像1

画像2

会社情報

会社名
日華化学株式会社
住所
福井市文京4-23-1
電話番号
0776-24-0213

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。