パナソニックグループが2024年度省エネ大賞を受賞
パナソニックグループは、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する「2024年度(令和6年度)省エネ大賞」において、計4つの賞を受賞する快挙を成し遂げました。この中には資源エネルギー庁長官賞を2件、省エネルギーセンター会長賞を2件が含まれ、表彰式は2025年1月29日に行われました。
省エネ大賞の意義
「省エネ大賞」は、国内のさまざまな産業や業務、運輸部門における省エネの実践を促進し、特に優れた取り組みを行う事業者を表彰する目的があります。これにより、省エネ意識の向上や省エネ製品の普及を進め、持続可能な社会を構築することが期待されています。
パナソニックは、自社のCO2排出削減だけでなく、社会全体の環境負荷を減少させることを目指し、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を掲げて様々な取り組みを推進しています。今回受賞したプロジェクトや製品は、これら目標の実現に向けた重要な足跡です。
受賞内容の概要
省エネ事例部門
- - 資源エネルギー庁長官賞(輸送分野): パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 彦根工場の取り組み。九州便の一部を鉄道輸送に切り替え、CO2排出量を約71%削減しました。リードタイムの増加を考慮し、在庫管理や運用ルールの見直し、物量の共有化を実施。さらに、運送費の約26%削減を達成。
- - 省エネルギーセンター会長賞: パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社では、社長主導の下、全社員参加によるCO2ゼロ工場の実現を目指しています。2年間でエネルギー削減量は3,973KLに達し、全拠点のCO2排出量を実質ゼロにしました。
製品・ビジネスモデル部門
- - 資源エネルギー庁長官賞(家庭分野): パナソニック株式会社 空質空調社の「衣類乾燥除湿機 F-YEX120B」。新しいエコ・ハイブリッド方式を導入し、消費電力を従来品の約1/3に削減。快適な衣類乾燥を実現しました。
- - 省エネルギーセンター会長賞: パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社の「冷凍リーチインショーケース REシリーズ」。真空断熱ガラスを使用し、非常に高い断熱性能を持ち、消費電力量を約33%削減しました。
持続可能な地球環境の実現に向けて
パナソニックグループは、2050年に向けて年3億トン以上のCO2削減インパクト創出を目指し、今後も挑戦し続けていく意志を示しています。これらの受賞は、同社が省エネ活動と環境技術の強化に取り組んでいる証と言えるでしょう。パナソニックの先進的な取り組みが、持続可能な社会に向ける一助となっています。