戦慄の介護ホラー『屍介護』とは
江戸川乱歩や横溝正史のような日本特有の恐怖感を漂わせるホラー作品が数多く存在しますが、2024年8月20日に発売される『屍介護1』は、介護とホラーという二つの要素を組み合わせた独特な作品として話題を呼んでいます。これまでの介護に関する作品とは一線を画し、恐怖と心理的な緊張を誘うストーリー展開が特徴です。
あらすじ
物語は人里離れた山奥に位置する洋館を舞台に、主人公の新人ヘルパー栗谷茜が出会う異常な介護の現場から始まります。彼女は寝たきりの屋敷の主人妃倭子(きわこ)さんへの住み込み介護を行うため、この洋館へ向かいます。しかし、彼女が初めて目にした妃倭子の姿は、腐臭を放ち、変色した肌、顔に麻袋を被った状態であり、まるで「死体」としか見えない恐ろしい光景でした。茜の介護に対する期待は、すぐに不安と恐怖へと変わります。
登場人物
元看護士として働いていた彼女は、希望に胸を膨らませて新たな職場に挑むものの、妃倭子との対面でその期待は打ち砕かれます。新しい環境に対する恐れを抱きつつも、彼女は自身の信念を貫こうとします。
妃倭子の介護を担当する先輩ヘルパーで、明るい態度を持つムードメーカーです。彼の存在が、少しでも茜の不安を和らげる役割を果たすことでしょう。
こちらも妃倭子の介護に関わる先輩。常に無表情であり、茜に対して攻撃的な態度を取るため、彼女はさらなるストレスを感じます。彼の言動が物語にどのような影響を及ぼすのか、注目です。
本作の魅力
『屍介護』は、著者三卜和貴の繊細な筆致と大胆な演出力によって、読者を恐怖の渦に引き込む力を持っています。本作は初連載作でありながら、その新鮮なアイディアにより、ホラー漫画の新たなスタンダードを築く可能性を秘めています。
原作を手掛ける三浦晴海も高く評価されており、石田衣良氏による推薦も受けています。「介護」と「ホラー」という異色の組み合わせが、どのような物語展開を見せるのか、ファンの期待が高まります。
開催される発売に向け、様々なメディアでも紹介されることで、より多くの読者に親しまれることでしょう。すでに多くの人々が本作の世界観に惹かれ、多様な反応を示しています。ホラーを愛する全ての人におすすめの作品です。
書誌情報
- - レーベル: 青騎士コミックス
- - 著者: 三卜和貴
- - 原作: 三浦晴海
- - キャラクター原案: 香魚子
- - 定価: 770円(本体700円+税)
- - ページ数: 192
- - ISBN: 978-4-04-738072-1
- - 発行: 株式会社KADOKAWA
本作については、出版書誌データベースや公式WEBサイト、さらにSNSなどでも情報が随時提供されていますので、ぜひチェックしてみてください。新たなホラー体験をあなたも味わってみる価値があります。