データフィード管理ツールの利用状況が示す2025年上期の傾向
概要
株式会社フィードフォースが運営する「dfplus.io」は、マーケターに特化したデータフィード管理ツールです。2025年上期のデータフィード利用状況調査の結果が発表され、フィードの運用傾向やエコシステムの変化が浮き彫りになりました。調査を通じて得られた重要な情報を以下にまとめます。
調査結果のハイライト
平均管理フィード数と媒体活用状況
調査によると、企業が管理するフィードの平均数は4.1でした。特に、80%以上の企業が2つ以上のデータフィードを利用しており、5つ以上を使っている企業も27.5%に達しています。このデータは、複数の媒体を利用することが一般的なトレンドになっていることを示しています。
特にEC事業者に焦点を当てると、平均フィード数は3.3としており、一般的にはGoogleショッピングやInstagramといった主要なプラットフォームに集中している様子が見て取れます。これに対し、人材系サービス事業者は平均で5.4フィードを使っており、特に求人検索サイトやダイナミック広告においてフィードの活用が進んでいると確認できました。
Googleの圧倒的な存在感
EC事業者の93%はGoogleを活用しています。次に多いのがFacebook(48.2%)やCriteo(36.2%)で、この3つのプラットフォームがECの集客を支えていると言えるでしょう。また、新たな選択肢として、ハッシュタグ自動生成ツール「awoo AI」の利用も見逃せないポイントです。
人材系サービスのシフト
求人業界においては、最も多くの企業が「求人ボックス」を利用しています。その利用率は72.5%に達し、これは昨年から大幅に増加した数値です。一方で、以前はトップだった「Indeed」は10%近くの落ち込みが見られ、これは「Indeedエントリー標準化」による影響が大きいと考えられます。
さらに、約40%の企業は引き続き「dfplus.io」でIndeed用データフィードを管理しているという点にも注目です。
長期利用者の特徴
5年以上このツールを活用している企業の管理フィード数は平均7.9と、短期利用者の2.3と比較して大きな差があります。この傾向は、ツールを使い続けることで活用の幅が広がっていることに起因しています。
小規模事業者の導入状況
調査結果から、データフィード管理ツールを利用しているサイトの約3割は1,000点未満のアイテム数であることが分かります。これは、多くの小規模なサイトでもデータフィード管理の効果を実感していることを示しています。
Shopifyの人気
ECカート別の利用状況を見てみると、Shopifyが最も高い利用率を誇り、dfplus.ioを活用する企業の4分の1以上が利用しています。また、約6割の企業が公式に連携しているカート以外の選択肢も利用しており、多様性があることがうかがえます。
今後の展望
株式会社フィードフォースは、今後も「圧倒的に使いやすいデータフィード管理ツール」として、ユーザーの集客および販促成果の最大化を目指します。より良いサービス提供に期待が高まります。
調査概要
- - 調査対象: 2025年1~6月にアクティブなdfplus.ioアカウント
- - 業種内訳: 広告主62.9%、代理店33.7%、その他3.4%
- - EC事業者内訳: EC事業者69.6%、人材事業者26.9%、その他3.5%
本調査の結果は、今後のデータフィードの活用法に影響を与えるものと考えられます。