テンフィールズファクトリーが新たなEV充電器を発表
京都府精華町に本社を置くテンフィールズファクトリー株式会社は、新しいEV急速充電器「Dr.FLASH」の受注生産を開始したことを発表しました。この製品は、世界中で使用される4種類の充電規格に対応しており、国内外の自動車メーカーや研究施設のニーズを幅広くサポートします。
充電規格の多様性
「Dr.FLASH」には、以下の4つの充電規格に対応したケーブルが装備されています。これにより、日本の自動車メーカーがグローバルな競争において有利になるように設計されています。
1.
NACS規格 (North American Charging Standard)
この規格は主に北米で使用され、特にテスラが採用しています。コンパクトで使いやすさが特徴です。
2.
GB規格 (Guojia Biaozhun)
中国国内で広く使われる充電規格で、政府の推奨により普及しています。交流および直流充電の両方をサポートしている点が魅力です。
3.
CCS規格 (Combined Charging System)
欧米で用いられており、1つのポートで交流と直流の両方を対応できるのが特徴です。
4.
CHAdeMO規格
日本国内での広がりを見せており、特に日産のEVモデルで利用されています。
180kWから最大600kWまでの出力
さらに、出力範囲が180kWから600kWまで対応している点も解消ポイントです。多様化する充電速度に応じたテストが可能で、急速充電や普通充電の実施が容易になります。この機能によって、自動車メーカーは本番に近い形で充電性能を試すことができます。
充実したサポート体制
「Dr.FLASH」は、ただの充電器ではなく、日本の自動車メーカーが世界市場で競争力を持つための基盤作りをサポートします。充電テストに特化した独自のシステムを持ち込むことで、自社内でのテストが容易になります。そして各国の規格に対応できる充電器を持つことで、開発のスピードを加速させ、より迅速に市場への投入を実現します。
注文方法と詳しい情報
「Dr.FLASH」に興味がある方は、当社の公式ウェブサイトを通じて注文や詳細情報を問い合わせることができます。受注生産に基づいているため、カスタマイズの要望にも柔軟に対応可能です。技術的な仕様についての質問も受け付けているため、気軽にお問い合わせください。
世界中で進化するEV市場にとって、「Dr.FLASH」は重要なツールとなることでしょう。新たな充電インフラの一翼を担うこの製品に、ぜひご期待ください。