HPS CONNECTが展開するタイ市場向け食品輸出支援
大阪に本社を置く株式会社HPS CONNECTは、タイのグループ会社HPS Tradeと連携し、日本食品のタイ市場への輸出支援を本格化させることを発表しました。9年以上の現地での実績をもとに、複雑なFDA申請から通関、現地物流までをワンストップで提供し、企業の円滑な参入を実現します。
タイの「見えない壁」に直面する日本の食品業界
タイは親日国として、日本の文化や料理に対する興味が非常に高い国です。Jetro Bangkokが発表した2024年度調査によれば、タイ国内には5,916店舗もの日本食レストランが存在し、この数は年々増加しています。バンコクだけでなく、地方都市にも日本食レストランが広がり、高級店では日本から輸送された生鮮食品や本格的な調味料が需要されています。このように、日本の食品に対する高い需要がある一方で、タイ市場に参入するための「FDA申請」は、未経験の企業にとっては大きな障壁です。
実際、ある日本企業は申請の不備から8ヶ月間も港に貨物が滞留する事態になりました。このようなリスクは、タイ市場進出を目指す企業にとって頭の痛い問題です。
HPS CONNECTの優位性
HPS CONNECTとHPS Tradeが提供する具体的なソリューションには、次の3つの強みがあります。
1. 豊富な輸入実績
代表の飯野氏は、タイ現地法人HPS Tradeにおいて9年間の食品輸入経験があり、鮮魚、野菜、和牛、加工食品、日本酒など、多岐にわたる食品を扱っています。この実績が、輸送や通関、規制対応に関する豊富な知見をもたらし、企業にとって強みとなっています。
2. FDA申請の迅速な条件整備
特に、過去の事例では0ヶ月間も滞留した貨物を、HPSがサポートしたおかげで約1ヶ月半でFDA承認を取得し、輸入許可を得たことがあります。また、2024年の日本食展示会では70社以上、150品目のFDA登録と通関を一手に支援しました。このように、期限厳守の案件でも全ての出展企業をサポートする能力を持っています。
3. ワンストップ体制による簡素化
日本側のHPS CONNECTが窓口となって書類準備や翻訳を支援し、タイ側のHPS Tradeが当局対応や通関を行います。これにより、事業者は日本側とやり取りすることで、タイ側の煩雑な手続きを一括して完結できます。
ユーザーの声
フードエージェント・ジャパン株式会社の代表である唐津氏は、HPS CONNECTの問題解決能力を高く評価しています。「最初から『出来ません』と言われる中、HPSさんはリアルな対応をしてくれました」と語り、その対応力に強い信頼を寄せています。
今後の展望
HPS CONNECTは、FDA申請や通関といった外国への挑戦に伴う難関を支援し、日本の中小食品メーカーのタイ市場への進出リスクを減少させることに注力します。また、タイの食品マーケット特性に合わせた輸出計画を立案し、ブランド構築をサポートしていく方針です。日本の「美味しい」をタイの食卓へ届けるための取り組みが期待されます。
お問い合わせ
株式会社 HPS CONNECTの食品輸出支援担当までご連絡ください。
Email:
[email protected]
公式サイト:
https://www.hps-connect.com