快段目盛定規寄贈
2020-07-28 16:19:29
三条市の学校に特別支援学級向け『快段目盛』定規1200本寄贈される
三条市での『快段目盛』定規の寄贈
新潟県三条市では、特別支援学級に通う児童たちの教育環境を改善するため、1200本の『快段目盛』定規が寄贈されました。この取り組みには、三条市市長の國定勇人氏と新潟精機株式会社の代表取締役社長、五十嵐利行氏が出席しました。
『快段目盛』定規は、高齢者や障がいのある子どもたちが視認しやすいよう工夫された特別なデザインが施されています。段差型目盛という新たな方式を採用することにより、目盛が一目でわかりやすくなっており、読み間違えのリスクも軽減されています。この定規は、発達に支援を必要とする子どもたちが測定作業を楽しむ手助けをすることを目的として開発されました。
贈呈式の様子
贈呈式は、三条市立一ノ木戸小学校の会議室にて開催され、新潟精機社の五十嵐社長が國定市長に目録を渡す形式で進行されました。式の後、市長と五十嵐社長は、特別支援学級の児童たちに向けてのメッセージを送りました。
児童たちはその後、『快段目盛』定規を用いた授業を受け、図工室でモノの長さを測る作業にチャレンジしました。授業の中では、フェイスシールドの図面を描く実技も体験し、計測する楽しさを実感しました。児童の中には、「はかるのが楽しかった」という声がある一方、「もう一度やりたい」という反応も挙がり、感想は非常にポジティブでした。
定規の有用性
五十嵐社長は、今回の寄贈で地元の子どもたちに『快段目盛』定規を体験してもらいたかったと語りました。測定が全ての作業の基本であり、自ら測り、それを理解することが、子どもたちの自信へとつながることを期待しています。市長も、「この定規は、特別支援が必要な子どもたちだけでなく、すべての児童に役立つユニバーサルデザインだ」とコメントし、使いやすさや利便性を強調しました。
機能とデザイン
この定規は、段差型目盛が特徴であり、視覚的にも把握しやすく、測定作業の向上に寄与します。アクリル製の方眼定規は、中央を基点にして0から左右に寸法を分けることが簡単で、線を引く作業もスムーズに行える設計となっています。また、彼らは新型コロナウイルスの影響を受けた厳しい時期においても、こうしたプログラムの実施に尽力しています。
新潟精機について
新潟精機株式会社は、今年創業60周年を迎え、常に顧客視点での製品づくりを心がけています。精密測定工具の製造・販売を主たる業務としており、多くの商品が利用されています。
この取り組みを通じて、今後も地域とのつながりを深め、次世代を担う子どもたちの自立や成長を支援していくことが期待されます。更に、商品の利便性を広めることで社会全体の福祉にも寄与していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
新潟精機株式会社
- 住所
- 新潟県三条市林町1丁目22番17号
- 電話番号
-