千校へ贈る『折花』
2022-05-10 12:50:12
クラウドファンディングで千校に届ける書籍『折花』プロジェクトの取り組み
書籍『折花』プロジェクトの始動
「折花」というアート作品をご存じでしょうか?このプロジェクトは、たった一枚の小さな紙とハサミを使い、手のひらに美しい花を形作ることで、様々な創作の楽しさを広めることを目的としています。有限会社エーアンドイーの代表、三谷基氏が13年前に考案した「折花」。現在では約千種類ものバリエーションが展開され、多くの美術教材に掲載されていますが、実際の教育現場ではその魅力が十分に伝わっていないのが現状です。
クラウドファンディングへの挑戦
このような状況を打開するため、三谷氏は書籍『折花』を出版し、千校の中学校に贈るためのクラウドファンディングを開始することを決定しました。このプロジェクトでは、書籍の印刷費用として100万円を目標にしています。経費に関しては、編集作業などを除いた純粋な印刷費と発送経費のみが対象です。
書籍『折花』の内容
書籍は、アート編、デザイン編、そしてカルチャー編の三部に分けて構成され、特に後半では折花の作り方を図解入りで解説しています。難しい部分については、動画リンクとともに印刷可能なPDFも用意されているため、授業での導入が容易です。シンプルな折花の作成手順を通じて、生徒たちは楽しみながら創作の世界に触れることができるでしょう。
笑顔を届ける活動
折花を通じて、笑顔を世界に広げる取り組みも進められています。三谷氏は自身の弟子の息子がインドのスラム街でボランティア活動を行った際に、子供たちの笑顔に触れ、折花がもたらす感動を実感しました。折花のワークショップは国内外で数千人に行われ、その多くが楽しんで参加しています。新しい日本の文化としての折花を後世に広めることを目指しています。
環境への配慮とSDGsの達成
折花は環境配慮に関しても優れた特性を持っています。リサイクル可能な紙を使い、アロマディフューザーとしての機能も備えており、熱や電気を使わずに香りを楽しむことができるため、環境負荷が極めて少なくなっています。また、売上の15%以上をエシカルな活動に活用し、質の高い教育の提供を通じて、子供たちに造形基礎を身につけさせることにも力を入れています。
世界に向けた展望
折花は日本のみならず、アメリカやフランスを含む海外にもファンを持つ文化です。彼らからは書籍『折花』の多言語版への要望も寄せられており、英語とフランス語のKindle版の出版を予定しています。今後はイタリア語やドイツ語、中国語、韓国語版の展開も計画しており、国を越えて多くの人々に伝わることを期待しています。
まとめ
書籍『折花』を通じて、若い世代への教育や環境問題への意識を高める活動は、まさに時代のニーズに応えるものです。三谷氏の熱意と、折花を通じて広がる笑顔が、未来の文化の形成に寄与することを願っています。興味のある方は、ぜひクラウドファンディングのページを訪れてみてください。
会社情報
- 会社名
-
有限会社エーアンドイー
- 住所
- 神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎南4-12-7
- 電話番号
-
03-3464-2471