東広島市で開催される特別展 "新世界『透明標本』"
2025年の夏、東広島市立美術館で特別展「新世界『透明標本』」が開催されることが決定しました。展覧会の期間は2025年7月6日から10月5日まで。注目すべき点は、美術館の外でも体験できるサテライト展示が全7カ所で実施されることです。これにより、訪れる人々は美術館だけでなく、街のさまざまな場所で透明標本の魅力を楽しむことができます。
透明標本の魅力
「透明標本」とは、独自の技術により生物の内部構造を美しく見せる作品。これを制作しているのが作家の冨田伊織です。彼は北里大学水産学部在学中に研究用の透明標本に感銘を受け、2008年から作家活動を開始しました。今回の展覧会では、冨田氏の卓越した技術を直接体感できる貴重な機会が用意されています。
サテライト展示
特別展「新世界『透明標本』」と連動するサテライト展示は、美術館だけではなく、大学博物館や文化ホール、ショッピングモール、水族館など、全7カ所で行われます。街の中で体験することにより、各会場それぞれの雰囲気と組み合わさった透明標本が、まるで新しい表情を見せてくれます。
参加者は、多様な空間で透明標本に出会うことができ、生命の神秘とアートの美しさを同時に味わうことができます。例えば、ゆめタウン東広島店や宮島水族館ではそれぞれ異なる展示が行われ、この夏から秋にかけて新しい視点からアートを楽しむことができるでしょう。
クイズラリーで楽しさアップ
さらに、展覧会をより楽しむために、7カ所のサテライト展示を巡るクイズラリーが開催されます。複数の展示会場を訪れ、クイズに回答した方には、抽選で「透明標本」展のオリジナルグッズがプレゼントされます。街全体がアートの舞台となり、参加者は楽しみながら街を散策することができます。
展覧会の詳細
展覧会は東広島市立美術館3階で行われ、通常の開館時間は9:00から17:00。入館料金は一般1,000円、大学生700円(学生証提示で割引)、75歳以上と高校生以下は無料となっています。特に初日には特別なイベントが行われる予定で、訪れる人々を魅了します。
また、同時期にNTTクレドホールで開催される「動物画家 石村嘉成の世界」展との相互割引サービスも実施されており、両方の展示を訪れる好機です。
特別メニューの提供
さらに、東広島芸術文化ホールのカフェでは、透明標本をイメージした特別メニュー「マリンパフェ」が提供されます。この味わいは、透き通った海の世界を詰め込んだ夢のような一品。ウィズこどもデーには特別なポストカードもプレゼントされるため、家族で楽しむことができるでしょう。
まとめ
この夏から秋にかけて、東広島市で開催される「新世界『透明標本』展」は、アートと生命の神秘を体感できる貴重な機会です。美術館を飛び出し、街のあらゆる場所で展開される透明標本の世界に皆様もぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。アートと自然の美しさが融合した新しい体験が待っています。