安藤ハザマ、全支店で「ビルダーズポイント」を展開
株式会社リバスタが開発した建設技能者向けポイントサービス「ビルダーズポイント」が、安藤ハザマの全支店に導入されることが発表されました。これにより、現場で働く技能者たちの士気が高まり、一体感の向上が期待されます。
「ビルダーズポイント」の導入背景
安藤ハザマは中期経営計画として、協力会社への支援強化を掲げ、技能者の実態を把握して処遇改善を図ることを目指しています。「CCUSカードタッチ率70%以上」を目標に掲げ、持続可能な建設業界への発展を目指す中、2024年7月からの試験導入を経て、全ての支店での導入という決定に至りました。
試験導入による成果
試験導入の結果、技能者の入退場管理にリバスタのAI顔認証技術「BANKEN FACE」が使用され、自動的にポイントが付与される仕組みが構築されました。この結果、CCUSカードのタッチ率が18.5%アップするなど、非常に良好な成果が得られています。
現場からの評価
安藤ハザマの現場社員からは、ポイント付与を通じて技能者への感謝の気持ちを表現できることや、コミュニケーションが増加したことなどが評価されました。また、技能者自身からも、自分の努力がポイントとして認められることへの喜びや、獲得したポイントで自販機やコンビニでの購買ができることへの満足感が寄せられています。
今後の展開
安藤ハザマは今後、全国の現場で「ビルダーズポイント」の導入を進める予定です。導入後は現場環境を分析し、より効果的に活用することで、コミュニケーションの活性化や安全衛生対策の推進を図ります。
「ビルダーズポイント」とは
「ビルダーズポイント」は、元請会社が独自のポイントプログラムを構築できるサービスであり、教育や安全対策の場面でのポイント付与が可能です。ポイントの管理は専用アプリで簡単に行え、技能者は獲得したポイントを様々な場所で使用できる仕組みとなっています。これにより、業界全体の課題解決に貢献することが期待されています。
結論
安藤ハザマが「ビルダーズポイント」を全支店に導入することで、技能者のモチベーション向上や現場の一体感が促進され、さらなる業界の発展が期待されています。建設業界の未来を見据えた挑戦が、今まさに始まっています。