愛媛のオーガニックレモンを使った新しいクラフトビールの魅力

愛媛の風味溢れる『IMABARI レモンビール』が誕生

愛媛県今治市から、新たに登場するクラフトビール『IMABARI レモンビール』は、同市産のオーガニックレモンをふんだんに使用した飲みごたえのある一品です。このビールは株式会社Beer the First（以下BTF）、株式会社ジェイエア（以下J-AIR）、星光産業有限会社、そして今治市が共同で開発しました。2025年8月1日から順次販売される予定で、その背景には食品ロス削減や地域活性化といった重要な目標があります。

地域資源の活用とSDGsへの貢献

今治市は、穏やかな気候と美しい自然に恵まれており、2024年には「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。これは、環境への負荷を抑えつつ、多様な生き物と共生する持続可能な農業を推進する取り組みです。この理念に従い、『IMABARI レモンビール』は、規格外のオーガニックレモンを原材料として活用し、これをロスとして捨てるのではなく、ビールの風味として生かすことで、地域の産業を支える仕組みとなっています。

特に、星光農園で育てられた20年以上無農薬・無化学肥料のレモンが使用されており、安全で安心な飲み物としての魅力が加わっています。こうした努力は地域経済の活性化のみならず、SDGsの達成に向けた重要なステップとも言えます。

J-AIRの取り組みとデザインへのこだわり

J-AIRの客室乗務員は、観光資源や有機農業の重要性を広めたいという思いから、このビールの企画に深く関わってきました。ビールのネーミングやラベルデザインにもその情熱が反映されています。特に、ラベルには今治市が推進する有機農業のロゴ「IMABARI ORGANIC」がデザインされており、一目でその価値がわかる仕上がりになっています。

爽やかな味わいと販売情報

『IMABARI レモンビール』は、その名の通り、爽やかなレモンの風味が満載で、ほのかな酸味と香りが特徴です。暑い季節や旅行のお供にぴったりで、リフレッシュ感を提供します。

このビールは、JALの便での販売や機内販売、愛媛県内の特定店舗で購入可能です。特に、J-AIR運航のJAL便では、便名に「E70」または「E90」と記載されているものが対象となります。その他の販売店舗には、さいさいきて屋やタオル美術館など、地元の人気スポットが含まれています。

新たなクラフトビールの挑戦

また、BTFは2023年に新たにブルワリーブランド「UTAGE BREWING」を立ち上げ、サステナブルなクラフトビールのさらなる可能性を追求しています。このブランドは食品ロス問題への関心を高める活動を行い、消費者に新たな体験を提供しています。

この新しい試みを通じて、多くの人々に愛媛県今治市の魅力と、オーガニック農業の大切さを広めていきたいという思いが込められています。皆さんもぜひその一口を体験してみてはいかがでしょうか？