新宿に誕生した『御山拉麺』
2023年7月31日、東京都新宿区新宿三丁目に新たなラーメン店『御山拉麺(みやまらーめん)』がオープンしました。しかし、このラーメン店はただの飲食店ではなく、特別な体験を提供する場として、ラーメンと真剣に向き合う人々が集まる場所となっています。特に注目すべきは、営業時間がわずか4時間に限定されており、スープが無くなるとその日の営業が終了してしまうというそのスタイルです。
新宿の賑やかな通りにあって、静寂な空間が広がる『御山拉麺』。ここでは、ただラーメンを食べるのではなく、深い食の体験を堪能できます。
ミシュランシェフの腕前
『御山拉麺』を監修したのは、ミシュランの星を受賞したシェフ・西村貴仁氏です。彼が創り出したラーメンは、フレンチの技法を取り入れた新しいスタイルで、繊細なスープと火入れにこだわったチャーシューが特徴です。「ラーメンは日本の食文化の頂点のひとつ。それをフレンチの技術で創り出したい」という西村シェフの情熱が、一杯のラーメンに凝縮されています。
シンプルなメニューとその魅力
『御山拉麺』のメニューは、実にシンプルです。提供されるのは3つのラーメンのみ。
最もシンプルでストイックな一杯。
肉の存在感を強調した一杯。これぞ「禅」と呼ぶにふさわしい構成です。
チャーシューや煮卵、全ての具材が主役となり、圧倒的な美味しさを体感できます。
また、サイドメニューには香ばしい「かしわおにぎり」が用意されています。このシンプルなメニュー構成は、選択肢が多すぎることの迷いを排除し、ラーメンに対する集中を促します。
食べる技法と哲学
『御山拉麺』が求めるのは、お客様にもラーメンを食べることに集中してほしいという哲学です。ラーメンは時間との勝負。スープの香りが一番立っている状態で、そして麺のハリが活きているうちに食べてほしいという思いが込められています。そのため、客がカウンターに着いた瞬間から、五感を研ぎ澄ませ、ラーメンに向かう特別な時間を過ごすことができます。
営業時間と注目ポイント
この店舗の営業は、毎日11:00から15:00まで。スープが無くなった時点で、その日の営業は終了します。これにより、限られた時間と数量でしか味わえない特別感が生まれています。食べる人々に緊張感を提供し、真剣にラーメンと向き合わせる。この体験こそが、御山拉麺の真骨頂です。
新宿の喧騒から一歩踏み出した先に、静けさと集中の空間が待っています。食と向き合う人々に、ぜひ足を運んでいただきたい場所です。
店舗情報
美味しいラーメンを求める人々に、是非この特別な体験をお届けしたいと思います。