森トラスト、タイ・バンコクで高級戸建て住宅分譲開発事業に初参画!ASEAN市場への本格進出
日本の総合不動産ディベロッパーである森トラスト株式会社は、2024年7月4日、タイの不動産ディベロッパーであるメジャー社と共同で、タイ・バンコク東部郊外の高級戸建て住宅分譲開発事業「Malton Gates Krungthep Kreetha 2」に参画することを発表しました。
今回の参画は、森トラストにとってASEANへの投資、そして海外での住宅分譲開発事業への初参画となります。同社はこれまで、国内での大型複合開発やホテル&リゾート事業を手掛けてきましたが、近年は海外への事業展開にも力を入れており、今回のタイ進出は、その一環と言えます。
タイ・バンコク東部郊外に位置する「Malton Gates Krungthep Kreetha 2」
「Malton Gates Krungthep Kreetha 2」は、タイ・バンコクの東部郊外、クルンテープ・クリタ地区に位置する、計44戸の高級戸建て住宅からなるゲーテッド・コミュニティです。
この地区は、中心業務地区(CBD)から半径15km圏内、スワンナプーム国際空港からは半径10km圏内とアクセスに優れ、周辺にはインターナショナルスクールや商業施設などが揃っていることから、バンコクの中でも住宅需要の高いエリアとして知られています。
コロナ禍を経て高まる広々としたプライベート空間へのニーズ
タイでは、コロナ禍を経て、より広いプライベート空間を有する住宅需要が高まっているとのこと。本プロジェクトでは、戸当たり約400㎡~600㎡とゆったりとした広さを確保し、防犯性も重視したゲーテッド・コミュニティを開発します。
さらに、クラブハウスやプール、コワーキングスペースなどの共用アメニティ施設も充実させ、郊外の閑静な環境の中、快適な生活空間を提供することを目指しています。
森トラストの海外投資戦略
森トラストは、2016年から海外投資事業を開始し、幅広い投資先を検討してきました。昨年には、中長期ビジョン「Advance2030」を発表し、海外投資を含め、さらなる事業拡大を目指しています。
今回のタイ進出は、このビジョンの達成に向けた重要な一歩となります。今後、エリアやアセットに捉われず、積極的に海外投資事業を展開していく方針です。
今後の展開
「Malton Gates Krungthep Kreetha 2」の住宅販売は、2025年中を予定しており、総売り上げは約90億円を見込んでいます。森トラストは、メジャー社とのパートナーシップを通じて、タイの不動産市場における存在感を高め、ASEAN市場での事業拡大を目指していくことでしょう。