名古屋商業高等学校プレゼンツ『パズル型親子キーホルダー』
名古屋市に本拠を構える名古屋商業高等学校が、親子の絆と持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにしたユニークなプロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトは、同校のオフィスビジネス科 2年生の生徒たちが中心となり、株式会社オープンハウスグループと長屋印刷株式会社の協力を得て進められてきました。
プロジェクトの発端
約1年前、名古屋商業高等学校の生徒たちは、市内のキャリアサポート事業の一環として、社会課題を解決する商品開発に挑むことになりました。彼らが設定したテーマは「廃材の再利用」。具体的には、フローリング材の端切れや使用されなくなったアクリルパネルを使ったプロダクトの開発です。この取り組みを通じて、環境問題への意識を高めることを狙いとしています。
生徒たちは全14のグループに分かれてアイデアを出し合い、熱心に議論を重ねながら、最終的に選ばれた商品が『パズル型親子キーホルダー』です。これは親子一緒にデザインし、持ち歩くことができるアイテムとして、多くの家庭に愛されることを目指しています。
キーホルダーの特徴
選ばれた商品、『かわいい!!つながる!!ファミリーピース』は、軽量で割れにくいアクリル板を使用しており、パズルのピース型にカットされています。親子でそれぞれのメッセージやデザインを描き、二つ一組で持ち歩くことで、絆を感じることができるというコンセプトです。
この商品は、名古屋市東山動植物園で行われる春まつりイベントにおいて、来園される親子に配布される予定です。先着1,000個限定の配布で、裏面にはSDGsへの取り組み内容を記載したワークショップも併設されており、参加者は自由に触れ合って楽しむことができます。
その他の注目作品
さらに、同じく高校生たちが発表した他の作品も注目されています。「アニマル〇☓ゲーム」や「カスタムフォトフレーム」、さらには「足形と合わせようパネル」など、ユニークなアイデアが多くの来場者に楽しんでもらえることが期待されています。
名古屋商業高等学校の取り組み
名古屋商業高等学校は1884年に設立され、ITビジネス科やグローバルビジネス科を含む3学科を持ち、社会で即戦力となるための教育を行っています。特に社会課題への取り組みや、新しいアイデアを形にする力を育てることに力を注いでいます。
生徒たちの考えや意見を実現させることで、地域社会に貢献し、次世代を担う人材を育てる姿勢は、観客を惹きつける要素の一つです。名古屋商業高等学校の教育方針は、実社会とのつながりを重視しており、生徒たちが自らの想いを実現する機会を提供しています。
長屋印刷の背景
長屋印刷株式会社は1919年に創業し、印刷物のデザインから納品までを一貫して行っています。コロナ禍においては「スマイル名刺」という新しいプロダクトが人気を博しました。最近では、子供たちの創造性を引き出すサービスを通じて、地域社会に貢献する姿勢も見えます。
まとめ
名古屋商業高等学校の生徒たちによる『パズル型親子キーホルダー』は、ただのキーホルダーではなく、親子の絆を深めつつ、SDGsを学ぶことができる貴重な製品です。ぜひ、この機会に名古屋市東山動植物園に足を運び、親子での素敵な時間を体験してみてはいかがでしょうか。