エルムスユナイテッドの進化
2024-08-02 04:11:41

株式会社エルムスユナイテッド、未来医療研究所に改称し新たな研究拠点を開設

株式会社エルムスユナイテッドの新たな展開



2024年8月1日、株式会社エルムスユナイテッドは新たに「株式会社エルムスユナイテッド未来医療研究所」という名称に改称し、さらなる研究事業の強化を目指しています。これに伴い、本社を東京都港区高輪に移転し、新たな研究拠点の整備にも着手しました。具体的には、東京都杉並区にAIM研究室を設置し、大阪市北区には国際医療拠点「NakanoshimaQross」に再生医療研究所を開設しました。

この動きは、株式会社エルムスユナイテッド動物病院グループが臨床事業を会社分割により100%子会社として設立されたことにも関連しています。新たな子会社には、臨床事業が引き継がれ、今後は基礎から応用にかけた医療研究が進められます。これにより、獣医療と人医療の相互作用が深化し、新たな医療技術への開発が期待されています。

これまでの実績と新たな挑戦



エルムスユナイテッドは、2016年から東京大学医学部附属病院や慶応義塾大学と共同で癌細胞のiPS細胞化を目指す研究に取り組んできました。また、再生医療を駆使した先端獣医療の研究を進める傍ら、8つの動物病院と2つのクリニックを運営し、臨床データの蓄積にも努めています。このような取り組みを通じて、獣医療を人医療へとフィードバックさせる「One Medicine, One Health」の理念のもと、両者の架け橋となるべく邁進しています。

昨年は、コロナ禍の影響を受けて、日本初のオンライン診療を実施し、獣医療分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めました。さらに、2022年からは東京大学医学部の宮崎徹博士との共同研究を行い、特にネコの尿毒症の治療薬に向けた開発が進められています。このAIM研究は、人間の医療分野にも大きな影響を与えると期待されています。

未来へのビジョン



株式会社エルムスユナイテッド未来医療研究所は、臨床現場での研究を通じて、未だ有効な治療方法が確立されていない疾患へのアプローチを行い、未来の医療の発展に貢献することを使命としています。そのために、基礎から応用研究へと移行可能な研究に取り組み、獣医療から人医療へとフィードバックする努力を続ける方針です。

新たに設立された研究拠点では、AIM研究室が東京都杉並区の上高井戸に、再生医療研究所が大阪市北区の中之島に位置しています。これらの拠点を中心に、先進的な医療技術の開発が進むことでしょう。

会社概要と新たな挑戦



株式会社エルムスユナイテッド未来医療研究所は、東京都港区高輪に本社を構え、設立は2020年11月12日です。資本金は8,754万円、代表取締役には獣医学博士の荒川弘之が就任しています。

これからも同社の未来医療研究所は、先端医療の研究とその臨床応用にチャレンジし続け、多くの動物や人に貢献することを目指していくことになります。innovationの象徴とも言えるエルムスユナイテッドの動きから、ますます目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社エルムスユナイテッド動物病院グループ
住所
東京都文京区小石川3-30-11クレール小石川 1階
電話番号
03-5316-2292

トピックス(科学)

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