2025年夏休みの家族のお出かけ事情
アクトインディ株式会社が運営する、子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」が実施したアンケートによると、2025年の夏休みのお出かけに関する傾向が明らかになりました。特に物価高と記録的な猛暑が影を落とす中、家族のお出かけはどのように変わったのでしょうか。
お出かけ全体の減少傾向
昨年の夏休みに比べると、「出かけた」と回答した家庭の割合は95%から89%に減少しました。出かけていない家庭も5%から11%へ増加しています。この変化は、物価高や猛暑が影響していることが考えられます。たとえば、「いこーよ」のアクセスデータでも、2025年8月のアクセス数が前年の1.52倍から1.44倍に減少しています。
日帰りお出かけが増える背景
全体の出かける回数は減少しているものの、日帰りのお出かけは逆に増加傾向を示しています。調査によれば、日帰りの回数が「増えた」と回答した家庭は49%。移動や費用の負担が軽いため、家族連れにとって日帰りの選択肢は魅力的なようです。
夏休みの宿泊旅行は横ばい
宿泊旅行に関しては、全体の回数は横ばいで、昨年と変わらないという家庭が38%。増えた家庭は23%で、「減った」と答えた家庭は12%に留まりました。これにより、宿泊旅行も一定数の支持を受けていることがわかります。
お出かけ費用の増加
お出かけにかけた費用も前年と比べて増加しています。総合的に見ると、61%の家庭が「増えた」と答え、27%が「変わらない」、12%が「減った」とする結果になりました。特に物価高やガソリン代の上昇が家族のレジャー予算を圧迫しています。
家族のお出かけに見られる工夫
2025年の出かけ方では、家族がいくつかの工夫を凝らしていることが見て取れます。具体的には、「涼しい時間帯や場所に出かける(37%)」、「屋内の施設を選ぶ(35%)」といった回答が多数を占めました。このような工夫により、猛暑の影響を緩和しつつお出かけを楽しむ姿勢が窺えます。
さらに、「近場に出かける」「混雑を避けて平日や時間帯を選ぶ」などの工夫も広がりを見せています。このようにして、より快適で無理のない範囲での家族での楽しいひと時を大切にするようになったと考えられます。
まとめ
2025年の夏休みは、猛暑と物価高の影響を受けつつも、家族はさまざまな工夫をしながらお出かけを楽しんでいる様子が伺えます。日帰りの選択肢が増え、お出かけ費用の増加が家庭における費用負担に影響を及ぼしています。家族の思い出を大切にするために、様々な工夫が続いていることが大変印象的です。