映画『オレンジ・ランプ』が島根県全域で上映会を実施
映画『オレンジ・ランプ』が、2025年9月に島根県内で市民上映会を開催することが決定しました。このプロジェクトは、認知症への理解を深め、「安心して暮らせるまち」を実現することを目的としています。具体的には、県内18市町村で合計70回以上の上映会が予定されています。これは「世界アルツハイマー月間」を記念して行われ、島根県と連携して進められる先駆的な取り組みです。
認知症理解を深める映画
『オレンジ・ランプ』は、39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された丹野智文さんの実話を基にした作品です。映画は、認知症を前向きに捉える視点を提供し、観客からは高い評価を得ています。「認知症のイメージが180度変わった」といった感想や、「明るく前向きな映画」というコメントが寄せられ、これまでに約1,300回の上映が行われ、動員数は12万人を超えるなど、大きな反響を呼んでいます。
地域の支え合いを促進
この上映会は、島根県が掲げる創生計画の一環でもあります。県民が安心して暮らし続けられる地域社会を実現するため、さまざまな分野での取り組みが進められています。映画を通じて、地域住民が認知症への理解を深め、支え合う社会を目指すこの取り組みは、行政と民間が連携することで、さらなる波及効果を期待されます。
上映会の詳細
上映会は2025年9月1日から9月30日までの期間で実施され、主に公民館や市民会館、学校などの地域施設で開催される予定です。また、県内19市町村のうち、現在3市町村で上映会がすでに実施されている実績もあります。観客からの要望に応じて、上映時間や場所などが柔軟に設定され、より多くの人々がアクセスしやすい環境が作られます。
参加方法
上映会の参加方法や詳細については、公式サイトや問い合わせ先にて確認できます。興味を持たれた方は、ぜひ参加し、新しい認知症観を体験してみてはいかがでしょうか。
映画『オレンジ・ランプ』概要
- - 主演: 貫地谷しほり、和田正人
- - 監督: 三原光尋
- - 企画・脚本・プロデュース: 山国秀幸
- - 原作: 山国秀幸「オレンジ・ランプ」(幻冬舎文庫)
公式サイト:
http://www.orange-lamp.com
映画『オレンジ・ランプ』は、認知症についての新たな視点を提供し、観客の心に深く響く作品です。ぜひこの機会に、認知症に対する理解を深め、地域の絆を強める一歩を踏み出しましょう。