ぐるなび、業績が好調で黒字転換を達成
株式会社ぐるなびは、2025年3月期の決算を発表し、中核事業である飲食店販促サービスの成長や業務効率化の成果により、黒字転換を果たしたことを報告しました。コロナ禍の影響で多くの企業が厳しい状況にある中、ぐるなびはしっかりとした回復の兆しを見せています。
業績の要点
2025年度の売上高は、中核事業の飲食店販促サービスがストック型、スポット型の両事業で拡大し、前期比9.5%の増加を記録しました。これにより、営業利益が150百万円、経常利益が130百万円、純利益が110百万円に達しました。
次年度の2026年3月期についても成長を目指し、主に飲食店支援事業のさらなる強化を図るとしています。この事業は、売上高149億円を見込んでおり、前期比10%増を視野に入れています。
成長投資と利益確保
ぐるなびは「食でつなぐ。人を満たす。」という理念のもと、積極的な事業展開を続け、中長期的な株主還元を実現するためには、売上成長の加速が不可欠と考えています。そのため、営業スタッフや企画運営体制の強化に伴う費用の増加は避けられない中でも、成長投資を進め、微増益を計画しています。
特に、「楽天ぐるなび」などの広告宣伝費における増加が予想されており、これが業績にどのような影響を与えるのか注目されます。
外食文化を後押しする新制度
さらに、ぐるなびは外食の楽しみを広げるために「幹事ランク制度」を導入しました。この制度は、宴会を企画する幹事ランクを設け、予約を多く行うことで最大7%の楽天ポイントを進呈するというものです。このプログラムは、宴会文化の復活を目的としており、長らくの間影を潜めていた宴会を盛り上げる助けとなるでしょう。
ぐるなびは、楽天グループとの連携を深め、多くの消費者に認知されるよう、さらなる取り組みを進めていくとしています。外食の場が人々の絆を深め、楽しい時間を提供することに貢献することを目指しています。
終わりに
ぐるなびはその取り組みを通じ、外食市場の活性化のみならず、自身の業績向上にも寄与する方針です。「楽天ぐるなび」を活用することで、皆さんも外食をお得に楽しみ、仲間との絆を深める良い機会となれば幸いです。今後の成長戦略に注目しましょう。
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