フジクラ社、子会社清算による税金計上のお知らせ
株式会社フジクラは、連結子会社のFujikura Europe (Holding) B.V.(FEH社)の清算決議を発表しました。この決定により、2026年3月期の個別および連結財務諸表において、繰延税金資産と繰延税金負債を計上する見込みです。
1. 繰延税金資産の計上に関する詳細
フジクラ社は、欧州における自動車関連事業の製造を担うFujikura Automotive Europe S.A.U.の持株会社であるFEH社を清算することを決定しました。この清算は、出資関係を明確にし、コストを削減する目的で行われます。これに伴い、連結および個別の財務諸表において、FEH社への投資による将来の減算一時差異に対する繰延税金資産を105億円計上する見通しとなっています。この資産計上は、税務上、清算結了時に損失が実現することによる減税効果を反映したものです。
2. 繰延税金負債の計上について
さらに、海外事業の急速な拡大を受け、グループ全体の価値最大化を最優先に考えた結果、フジクラ社は連結子会社からの資金を集約する方針を決定しました。この配当方針の変更により、連結子会社の留保利益に対して、将来的に発生する配当に関連する税金の額を2026年3月期の連結財務諸表において繰延税金負債として77億円計上する予定です。
3. 今後の見通し
これらの繰延税金資産および負債の計上による親会社株主に帰属する当期純利益への影響額は、現在の見込みでは28億円とされ、2026年3月期の通期連結業績予想には大きな影響がないとされています。もし新たに開示が必要な事象が発生した場合は、速やかに情報を提供する方針です。
フジクラ社は、この動きが今後のビジネスにどのように影響を与えるか注目される中、迅速かつ透明性のある情報提供を心がけています。企業の財務戦略にも変化が見られ、将来的な成長に向けた一手が示されました。