江戸の伝統祭り
2019-02-17 10:00:00

江戸の伝統が息づく!歌舞伎と芸人たちの祭典が開催

江戸の伝統が息づく祭典、浅草で開催



2月16日、台東区にて「江戸まちたいとう芸楽祭」のクロージングイベントが行われ、多彩な芸能が披露されました。このイベントは、地域の活性化を目的に、伝統文化を広めるために実施されています。ここでは、歌舞伎俳優の中村勘九郎丈や中村七之助丈が華やかな舞を披露し、観客を魅了しました。また、スターの手型顕彰式には大月みやこさんや天海祐希さんも登壇し、感動を与えました。

浅草六区の賑わい



祭りのスタートを飾るのは、浅草六区の賑わいです。浅草演芸ホール前から浅草六区通りや伝法院通りを練り歩く姿は、多くの観客の目を引きました。竜小太郎さんによる「花魁道中」や江戸消防記念会第五区による「江戸の鳶木遣りと纏振り」が披露されると、観客はその迫力に釘付けでした。

スターの手型顕彰式



この日は台東区長と台東区議会議長が挨拶を行い、手型顕彰式が開催されました。被顕彰者には女優の天海祐希さん、歌手の大月みやこさん、そして歌舞伎俳優の中村勘九郎さんと中村七之助さんが名を連ねました。各該者が感謝の言葉を述べ、その中には台東区への深い思いも綴られていました。

天海祐希さんは、出身地である台東区に手型を残せることに感慨深さを示し、「母が喜んでくれて嬉しい」と感謝の気持ちを表現しました。大月みやこさんは、自身の歌謡曲が認められたことに感激し、今後も頑張り続けると決意しました。中村勘九郎さんは強い思いを語り、台東区の皆さんに愛される役者を目指したいと述べました。中村七之助さんも同様に、父への恩返しとしての感慨を語りました。

舞踊の披露



その後、豪華な舞台上で中村勘九郎さんと七之助さんによる歌舞伎舞踊『舌出し三番叟』が上演され、観客は目を奪われます。また、翁家和助さんによる「江戸太神楽」や、熊澤南水さんのお話に耳を傾ける心温まる朗読も行われました。さらに、神田紅さんの講談も披露され、釈台に響く音とともに物語の世界が広がりました。

魅惑の第二部



イベントの第二部では、華やかな振袖姿の花やしき振袖さんによる舞があり、その優雅さに多くの観客が感動しました。続いて、天宝ふく丸さんによる美空ひばりの特集や、玉川奈々福さんと曲師の沢村豊子さんによる浪曲が披露されました。若手芸人のマッハスピード豪速球さんの漫才も加わり、会場は大いに盛り上がりました。

終わりに



最後は参加者全員で楽しめる「江戸芸かっぽれ」で華やかに締めくくられ、老若男女が一緒に踊り楽しむフィナーレが演出されました。このような地域活性化イベントは、伝統の継承を感じさせると共に、多くの人々が楽しむ機会を提供しています。浅草の心を感じられる素晴らしい祭りが、参加者たちに与えた思い出はきっと長く心に残ることでしょう。

会社情報

会社名
江戸まち たいとう芸楽祭実行委員会
住所
東京都台東区東上野4丁目5番6号台東区役所 文化振興課内
電話番号

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