ニュースレポート: 第5回 営業戦略会議
2025年9月8日から10日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「第5回 営業戦略会議」には、約500名もの参加者が集まりました。このイベントは、エバーリッジ株式会社が主催する「マーケティング・セールスWorld」の中で行われ、業界のリーダーたちが集いました。特に注目されたのは、Sansan、富士通、ブイキューブといった企業が登壇し、それぞれの営業戦略や最新トレンド、実践的なノウハウを共有した点です。
来場者は3日間で延べ10,621名に達し、特に講演型イベントでの盛況ぶりが目を引きました。この会議では、営業DX(デジタルトランスフォーメーション)、組織の連携、生成AIの活用といった現代営業が歩むべき道筋について多くの知見が提示され、多くの参加者から好評を得ました。
主な講演内容
各講演者が取り上げたテーマは多岐にわたり、例えば富士通の友廣啓爾氏は「デジタルセールスの組織戦略」について語りました。営業の成功には、デジタルを活用した組織戦略が不可欠であり、実際の事例とともにその重要性が強調されました。
同じくSansanからは藤田祐樹氏が登壇し、「営業DXは何からはじめるべきか」をテーマに、初めの一歩を踏み出すためのガイドラインを示しました。彼の実践的なアプローチは、参加者から高い評価を受け、営業活動におけるデジタル化の進展を促す内容でした。
また、株式会社ブイキューブの加藤卓大氏は「フィードバック×アセスメントでチームを躍動させる」をテーマに、営業組織の可視化と成長を促進する方法論を紹介しました。このように、参加企業各社がそれぞれ異なる角度から新たな営業手法を提示しました。
さらに、株式会社パーソル総合研究所の坂口陽一氏は、「営業戦略を現場の実践・成果につなげる!」と題し、実際のケーススタディを交えてその実行可能性についてディスカッション。参加者たちのビジネスにも即応用できるような具体的な方法を提示しました。
エンハンプ株式会社の川上エリカ氏は、「データドリブンな組織変革」を取り上げ、現代の営業組織に今必要とされるデータ活用法について言及。これからの新たな収益モデルに関する議論が活発になりました。
次回開催について
「第6回 営業戦略会議」の開催が決定し、2026年2月に予定されています。今後もリード獲得ができる協賛プランが用意されており、営業関係者には見逃せないイベントとなることでしょう。
営業戦略会議とは
このイベントを主催する株式会社宣伝会議は、1954年創刊の月刊「宣伝会議」を元に成り立ち、出版、教育、イベント、コンサルティングなどを手がけています。最新のマーケティングや営業に関する実践的な情報を提供し、企業の成長を支援しています。
本イベントは、専門家の講演を通じて営業関係者にとっての価値ある情報の交換の場となっており、参加者のスキル向上と市場での競争力を促進します。
今後も、営業組織の発展に寄与する貴重な機会を提供し、企業の持続可能な成長を応援していくことでしょう。